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困った時、行き詰った時、いつでも手帳の隣に。「公式ガイドブック2025」に詰めこんだ思い
私たち「自分軸手帳」は、「自分軸を育てる、仲間と育てる」を合言葉に、手帳の発行やオンラインコミュニティ運営を行っています。
\「自分軸手帳2025」販売中です!/
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2025版もたくさんのご注文をいただき、本当にありがとうございます!
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この企画「自分軸手帳の舞台裏」では、運営現場の裏側や、手帳・活動に込めた思いなどを運営メンバーが語ります。
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今回ご紹介するのは、2024年11月に発売予定の「自分軸手帳公式ガイドブック2025」制作秘話。
「自分軸手帳」では過去に2冊の『公式ミニブック(※)』を制作してきました。
(※)過去に制作したミニブック
・公式ミニブック2022 『自分軸手帳の育て方』(デジタル版)
・公式ミニブック2023 (販売終了)
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そして、来たる2025シーズンは、これまで数年にわたって培ってきた「自分軸の育て方」のヒントを、全80ページにギュギュっと凝縮しました!「ミニブック」という名称から脱却して、書き始める前も、書き始めた後も。いつでも「自分軸手帳の相棒」として愛読していただける内容をお届けします。
一体どんな中身になっているのか?
そこに込められた思いは?
制作を担当した運営メンバーのようことあさもっちゃんが、たっぷり語ります。聞き手はライターの矢島美穂さんです。
【語り手】
自分軸手帳合同会社代表・ようこ
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1982年東京都生まれ。手帳を使い始めたのは小学校高学年。2021年から「自分軸を見つけ育てる」をモットーに、自分軸手帳の制作・販売と、自分軸手帳部の運営を始める。好きなことは、手帳と家族と自分の人生クエスト。家族は、同い年の夫、小学4年生と1年生の息子、9か月の姉妹猫。
自分軸手帳運営メンバー・あさもっちゃん
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2020年からバーチカルの手帳を使い始める。とあるコミュニティの手帳部で手帳習慣が身に付いて、「手帳って楽しい!」と自分軸手帳運営チームにジョイン。「自分軸手帳のビジョンと自分のビジョンとの重なり」に気が付き、2024年から自分軸手帳運営を本業に。好きなことは、好きなものをおススメすることと、そのためにどうするかを0から考えること。
「初めて」に戸惑う人の隣に座って、手取り足取りサポートしたいから
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―― 公式ガイドブックの制作には、多くの手間と工数が必要ですよね。いわゆる業界大手のブランドがようやく手を出す領域に、まだまだ成長期の自分軸手帳が取り組むというのは、並々ならぬ決意や思いがあるとお察しします。
ようこ:いま「成長期」という言葉がありましたが、まさに昨年これまでとは違う領域に足を踏み入れたことが、今回のガイドブック作成のきっかけになりました。
―― と、いいますと?
ようこ:一昨年までは、知人の口コミやユーザーさんのSNSを入り口に、自分軸手帳の雰囲気や中身の詳細まで具体的に理解なさった方が購入する、というケースが多かったんです。
ところが、Amazonや店頭販売を開始した昨年は、それぞれの販売チャネルで初めてこの手帳と出合い、使い始める方が増えました。その方たちは、手帳を開いて初めてワークや自由度の高いページを目にするわけですよね。すると「ワークをうまく使いこなせない」「何を書けばいいかわからない」というお声を耳にすることが増えてきました。
それはつまり、私たちが伝えられていないことがまだたくさんあるということなのでは、と思わされたんです。
―― 手帳というプロダクト単品では伝わらない、本質的な思いや具体的な方法・実例を伝える必要がある、と感じたんですね。
ようこ:私たちは日頃からユーザーコミュニティ「自分軸手帳部」で、部員さん同士の熱量溢れる情報交換を目にしています。「このワークが進まない」「こんな悩みに効果的な手帳活用アイデアは?」と投げかけると、たちまち知恵が集まり、突破口に辿りつける。
ところが、レビューをくださった方のように「自由度も抽象度も高すぎて立ち止まったまま」というユーザーさんが別の場所にいる――この両者のギャップを埋めたいと強く思いました。その一つの手段が、今回のガイドブックです。
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―― 手帳を売りっぱなしにしない姿勢に驚きます。ビジネス面では「手帳の販売部数」「継続的な収益が見込める手帳部員数」を優先してもおかしくないのに、全ての購入者に惜しみなく手を差し伸べていらっしゃる……!
ようこ:その根底にあるのは、「私たちは手帳屋さんではない」という考え方です。目指すのは手帳を売ることではなく、手帳というツールを通じた「より自分らしい人生の実現」なんですよね。
かなり正直な話をすると、今回のガイドブックの初版が完売したとしても、黒字になるかどうかギリギリというレベルなんです。コスト的なメリットは見込まずスタートしているんですよ。
あさもっちゃん:手帳を買うだけでは意味がない。使ってもらってなんぼです。使い方がわからず困っているなら、今すぐ家に上がり込んで、隣に座って手取り足取り一緒に書いてあげたい、って本気で思っています!
ようこ:自分軸を育てることに関しては、私たち、かなりしつこいんです。(笑)
―― ユーザーさんのお宅に一軒ずつ訪問するのは難しいけれど、ガイドブックを通じてなら、いろいろな手帳の隣にお邪魔できますね!
ようこ: 以前お話した通り、私は1人で手帳を続けることにあまり喜びを感じません。仲間と書くから楽しく続くし、他人との違いから自分らしさも見えてくる。「自分軸手帳部」は、そのための環境です。
ガイドブックで目指す風景も、そのベクトル上にあります。手帳部に入部していない方にも、実例や仲間の知恵をお届けしたい。本誌の中で紹介された先輩ユーザーさんの息づかいや新たなアイデアが、自分軸手帳ライフの次の一歩につながるなら、とてもうれしく思います。
「初めての人の戸惑い」に寄り添って、
説明と実例をバランスよくたっぷりと
―― 過去の「ミニブック」とは違い、今回は初めて自分軸手帳を全く知らない外部の編集プロダクションさんとタッグを組んで制作したそうですね。
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ようこ:これまでの制作メンバーは、程度の差こそあれ自分軸手帳を知っている人がほとんどで、言葉にしなくても通じる部分がありました。
ところが今回は、自分軸手帳に触れたことがないスタッフさんばかり!この手帳の何がわからないか、何に戸惑うかという点を次々ぶつけてもらいました。だからこそ、初めて自分軸手帳を手にする方の「?」に手が届く内容が充実したと思います。
―― 具体的に、「こちらの思いが伝わっていなかった!」と気づき直すような点などありましたか?
ようこ:たとえば、「フリースペースが多いし、自由度が高すぎる。どこからどう手を付けたらいいんですか?」という声はここでもいただきました。それに加えて、書き添えられた説明文が抽象的だということも。
手帳制作の中心になっていた私自身が内省気質なので、物事を抽象的に捉えるのが好きで得意なんですよね。その目線で説明なども組み立てていたけれど、ユーザー側にしてみたら、この問いやスペースだけポン!と差し出されても思考のとっかかりを掴みにくいかも……という現実を突きつけられました。
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―― 確かに。手帳部で多くの実例に触れて徐々に慣れていけば自然に書けるようになりますが、手帳単体で見てみると「一つずつ段階を追って導く」という作りとはまた違いますものね。
ようこ:そうそう。前半のワーク部分や振り返りページに具体的な問いが問題集のように並んでいれば、「これをこなせばなんとなく安心」というイメージがつきやすいとは思うんです。レビューでいただいた「価格に見合った価値」というものも、もっとわかりやすく感じてもらえるのかもしれません。
でも「自分軸を育てる」という点では、手帳での問いは取っ掛かりでしかない。その先にユーザーさんの数だけ新たな問いが立ち、その向こうに進むことで唯一の自分軸が見つかるんですよね。
―― 手帳を書くことそのものが目的ではないからこそ、「ページが埋まって安心!」を目指すのは本質的ではないですしね。
ようこ:だからこそ、今回は80ぺージというボリュームを活かして、これまでよりも「自分軸手帳とはどういうものか、どう向き合ってほしいか」という前提や自己紹介的な内容もたっぷり詰め込んでいます。
その上で、「各ページを活かしていかに自分軸を育てるか」というヒントになる部員さんの実例を豊富に、バリエーション広くお見せしました。
初めて自分軸手帳を手にする方も、「自分が何にアンテナを立てて過ごしたいか?」「どの方法を取り入れるか?」「自分流にアレンジするなら?」など、小さな問いを立てながらワクワクしくスタートしてもらえると思います。
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あさもっちゃん:掲載する実例選びも、自分軸手帳らしさを大切にしました。ワークや日常で「自分が大事にしたいものってなんだろう」ということに目を向け、それを自分で掴んでいるような方の手帳を掲載しています。
目の前のふとした瞬間をご自身がスルーすることなくすくい上げて、そこからどんな気づきを見出したか……それは本当に些細なことでいいんです。その結果、小さな変化が生まれて、ちょっといい感じの瞬間が増えていく――そんな様子も本誌から感じ取ってもらえると思います。
―― 自分軸の本質を揺るがすことなく、隅々まで丁寧に制作している現場の様子がうかがえますね。
ようこ:掲載用アンケートの設問一つにしても、自分軸手帳の思いから逸れないように丁寧に設計しました。
そういった細かいチューニングも、制作メンバーとのコミュニケーションも、パワーはかかっても妥協しないようにすることは心がけています。
運営メンバーや部員さんとの間にとって当たり前のことって互いに感覚で語り合えてしまうので、どうしても言語化が甘くなりがちです。それゆえ、外部スタッフである制作メンバーにはなかなかうまく伝えることができない。――とてももどかしく思う瞬間が数多くあります。けれど、そこを様々な形で言語化し粘り強くコミュニケーションしてこそ、客観的で開かれたコンテンツに仕上がるはずですから。
すごい人の武勇伝はいらない。
隣の誰かの物語が「私の自分軸」のヒントに
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―― そんな思いがたっぷり詰まった今回のガイドブックですが、あえてお二人の推しポイントを挙げるとしたら、どういった部分でしょう?
ようこ・あさもっちゃん:ユーザーさんのインタビューですね!!
―― お二人とも即答ですね!ぜひ詳しく聞かせてください。
あさもっちゃん:すごい人・特別な人の話ではなく、いわゆる”普通”の人たちが、手帳を通じて自らの人生と向き合い、変化していく姿――そのリアルさを届けたいと思い人選しました。そして、まさにそんな読後感を抱いてもらえるページが完成したと思います!
今回は顔出しでインタビューにご協力くださった方も多く、臨場感あふれる仕上がりになっています。きっとたくさんの刺激を受け取ってもらえるかと。
ようこ:自分に近しく思える人の試行錯誤や前進を目の当たりにすると、「私にもできるかも」という勇気や、「自分もやりたい!」という前向きな焦りが生まれますよね。そんな気持ちにさせてくれるストーリーが、インタビューページに詰まっています。
今回お話を聞かせてくれた5人の自分軸手帳部員さんは、年齢・手帳歴・人生のバックグラウンド・強み・悩み……それぞれがバラバラです。きっと5人のどこかに、自分ならではの共感ポイントを見出してもらえると思います。
―― そのバリエーションや人選からも、「自分軸に優劣はない!」という自分軸手帳らしい価値観がうかがえますね。
ようこ:はい。実際に、自分軸手帳部で日頃から思うのは、「誰もが主役」ということなんですよね。
手帳を考案した創始者とか、影響力が強い誰かとか……いわゆるカリスマ的存在についていくのではなく、身近な誰かの今日に巻き起こった出来事や気づきが、隣の人の新たなきっかけになるという風景が日常茶飯事なんです。
そんな共感と発見のバトンを、インタビュイーから読者の方へと受け渡せると思います。
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―― 「自分軸」の発見が、自分だけではなく別の誰かの化学変化につながっていく……幸せの連鎖ですね。
ようこ:だから、役に立とうと思ったり、人の目を気にして過ごさなくても大丈夫。自分の「好き」や「喜び」を知っていくことそのものが素晴らしい恩送りになるし、何より自らの人生の豊かさを最大化してくれると思うんですよね。
たとえば、「やらされている」と思い込んでいたことや義務感に駆られていたことたちを改めて見つめ直してみると「あれ、実は私、この部分は好きかも……」「実は自分の幸せにつながっているじゃないか!」と初めて認識できることがあります。
無になっていた時間がカラフルになって、生き生き感した瞬間の積み重ねへと姿を変える。自分を知って活かしきると、日常すら次々と変わっていくと思うんです。
―― 「自分を活かす」というと、いかにすごいことを成し遂げるかというようなイメージを抱くかもしれませんが、そういう意味ではないんですよね。
ようこ:そうそう、そこは誤解してほしくないですね。
自分の乗りこなし方を知る、とでも言いましょうか……日常のありとあらゆる瞬間に、今の自分らしさや強み、喜びを、散りばめて凝縮していく。そのためのヒントを手にしてほしいと思います。
毎日を記録する「スケジュールページ」こそが自分軸を”育てる”キーポイント
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―― 喜びを日常に凝縮させる……となると、自分軸手帳ではワークだけではなく、毎日を記録できる「ウィークリーページ」の使い方も重要になってきそうですね。
あさもっちゃん:そうなんですよ!ふとした瞬間に「私の本質的な喜びやモヤモヤはここにあるのかも」という予感を手にしても、忙しい日常の隙間に紛れ込んで見失ってしまいます。
だから、その予感や気づきをすかさず日常に落とし込んだり、アンテナを立てて定点観測したりするのに、マンスリーやウィークリーページを使うことは超重要ポイントですね!
ようこ:ワークがある手帳って、「ワークにこそ独自色があって、カレンダーを土台にしたスケジュールページはどれも同じ」って思われがち。
けれど、実はスケジュールページにも哲学や思いが詰まっていて、シーンによってはむしろそっちが肝だったりもします。
―― ということは、スケジュールページを使った自分軸の見つけ方や育て方のヒントにも、今回のガイドブックで触れることができるんですね?
ようこ:はい、もちろんです。
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ようこ:たとえば自分軸手帳のウィークリーページには、1週間のバーチカルスペースの両脇に、チェックボックス付きのリストや習慣化リスト、フリーの方眼スペースがあります。
それらの使い方、自由度の生かし方は、作り手側の想像を超えるほどにバリエーションが広がっていますから、いろいろご紹介する予定です。
あさもっちゃん:バーチカルスペースも、時間軸を活かす人、あえて無視して使う人、様々ですからね!各ユーザーさんが自分軸を踏まえてどんなページ作りをしているか、どうやって自分の気持ちを俯瞰しているか、ぜひ参考にしてほしいです。
楽しく書けて、自分軸探しの疑問に答える。
困ったときの相談相手のような一冊に。
―― 最後に、「自分軸手帳公式ガイドブック2025」を待つみなさんにメッセージをお願いできますか?
あさもっちゃん:自分軸手帳に共感してくださっている方でさえ「結局”自分軸”って何なのよ?」って思っている人は、実は少なくないと思うんです。
今回のガイドブックは、そんなみなさんの「自分軸っていったい何?手帳を使って自分軸を育てるってどういうこと?」という疑問にお答えできる仕上がりになっていると思います!
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ようこ:初めての方は「最初の踏み出し方」に、そして少し書き慣れてくると「自分軸手帳ならではの自由度をどう活かすか」ということに行き詰まることが多いと思うんです。今回のガイドブックは、それぞれのステップや手帳のページについて「どうしたらいいんだろう?」という点について答えることができると思います。
―― 手帳を使い始めるときだけではなく、使い始めてからも使える1冊になっている、と。
ようこ:そうそう。ビギナーさんもベテランさんも。手帳との付き合い方の踊り場に来たな、なんて思った時には、このガイドブックをいつでも手帳の隣に並べて頼ってほしいですね。
……と、ここまで熱く語ってしまいましたが、ぎっしり書くことが正義だとは思っていません。量もペースも、自分にとって心地よい形で大丈夫。
楽しく手帳を書き続けながら自分軸を育ててほしい、というのが、私たちの何よりの願いです。
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文責:矢島 美穂(ライター、自分軸手帳部員)