幸せを見つけられる子に...
「なんで生きてんだろう...」
「自分なんて...」
「幸せになれるのかな...」
...
そんな風に
自分を蔑み
自分を否定し
とにかくいじめ抜いて
生きてきました。
時には、
生きているのが
ギリギリなことも...
でも、
「生きててよかった」
そう思います。
人生最高のパートナーと出会えて
元気になり、
結婚をすることができ、
そして
わが子が
産まれました。
自分のこれまでの
人生を肯定できました。
人として
最低だった
あの出来事も...
ガードレールに突っ込んで
崖から落ちようかと
運転していた
あの日も...
全てを肯定できました。
それもこれも
奥さんとわが子のおかげ。
本当にありがとう。
そんな人生を歩んできた
私だからこそ
今ではこう思います。
「実はずっと
幸せだったのかも...」
承認欲求の塊だった私。
過去のあの時もこの時も
実は全て大切なものは
揃っていたんです。
お金がない大学生の時だって
生活できていた。
その時々で
大切に思えた彼女はいた。
やりたいと思っていた
仕事に就けた。
疲れを癒せる
実家の家族もいた。
ライフワークと言える活動を
共にしてくれる仲間もいた。
...
これ以上何が
必要だったのだろう。
十分すぎるほど
私には揃っていました。
でも
それに気づかず,
欲張って欲しがり,
見栄ばかり張って,
苦しくなって...
バカバカしく感じます。
今だからこそ
そう思えるのですけどね。
私には
すべてそろっていた。
そして
今もそう。
大変なこともたくさんあるでしょう。
絶対。
でも
最高の家族がいます。
それで十分幸せ。
...
奥さんは
私に子どもの名前を付けてほしいと
といってくれました。
こんな私だからこそ
わが子には
「目の前の幸せに気づいてほしい」
「持っている幸せを大切にしてほしい」
「幸せを見つけられる子になりますように...」
そんな願いを込めて
名付けました。
抱き上げて
「パパとママはお前が産まれて
「すごく幸せだ」
と語り掛けました。
そして
「お前はもう幸せなんだぞ」
「幸せな子なんだぞ」
「これからもずっと」
そう伝えました。
わが子は
「くしゅん!」
くしゃみをして
目を開けました。
そのつぶらな瞳で
私たち夫婦を
じっと見つめていました...