借金165万円を背負って気づいた幸せ
「借金を背負いました...」
「その額」
「165万円」
なぜこんな状況にいたったのか。
とあるオンラインスクールの入学金です。
なぜ入会したのか?
家族のために副業を学ぼうと思ったのです。
私は新婚で
間もなく子どもも産まれます。
妻はこども園にあずけるのではなく、
3年間は自分で子育てがしたい
という希望ももっていました。
別にそれを私に押し付けるというわけでは 全くありません。
ただ私は
「妻の願いをどうにか叶えてあげたい!」
「お金と時間の自由を手に入れて」
「家族を幸せにしたい!」
そう考えて飛び込んだ世界でした!
詐欺ではありません。
講師の方も優しい方々ばかり。
最初のころは
やる気にみなぎり
行動、行動、行動!
初月から7万円の利益につながりました!
ただ、1か月ほど取り組んでみたあたりで
失敗がたて続きました。
もちろん
「失敗」ではなく、
「学び」と捉えて、
次に生かすべきです。
でもそれが出来なかったんですね。
そこからメンタルが激崩れしてしまいました。
なんせ私はネガティブくん
「借金をかえせるのだろうか」
「妻と子を食わせていけるのだろうか」
そんなことが頭をよぎりだし、
溢れては留まることを知らず
胸が苦しくなりました。
借金とはいえ、
入学金であり
自己投資。
長期的に見れば
何も問題ないでしょう
車一台をローンで買ったとも考えれば
悩む必要もないかもしれません。
ただ、これだけの額を自分で払ったのは
初めてだったということと
やはり家族を養えるかという
不安が大きかったのでした。
いや、
ここまで来たら引き返すことはできないし、
やるしかないのですけどね
気持ちが追い付かなくなっていました
泣き崩れる日が2週間ほど続きました。
そこで支えてくれたのは
妻でした。
始める際も
一切の否定もせず
応援してくれていました。
私がこうなってからも
「お金はなくてもどうにかなる」
「これから成長していけばいいんだよ」
「どうなっても二人なら大丈夫!」
そう励ましてくれ、
ついには
「私も働くから心配しないで」
とまで言ってもらいました。
なんとも情けなく
お恥ずかしい話です。
妻の希望を叶えたいがために始めたのに、
その逆のセリフを
言わせてしまったのですから...
でもそこで気づきました
「俺って」
「もう幸せだったんだな」
と。
読んでいる方々も
すでに呆れられているかもしれませんが、
本当にウジウジして
情けない男です
妻と付き合う前からそうでした。
付き合ったばかりの頃も
うつ病から回復してきていた時期で
時折泣き崩れることがありました。
それを理解してくれ、
支えてくれたのも
妻でした。
そんな妻に支えられて
私はすっかり元気になりました。
毎日
「死にたい」
通退勤時の車中も
「あそこのガードレールにつっこんで」
「崖から落ちてみようかな」
と何度も
そうしかけていた日々が
2年間続いていました。
そこから引き上げてくれたのが
今の妻でした。
そして
結婚、妊娠と
夢のまた夢だと思っていたことが
次々叶っていきました。
「借金」
「165万円」
これを背負ってから
またあの頃に近い感覚に
落ちてしまったですが、
こうやって振り返ってみると
もう自分はすでに幸せなことに
気づきました。
そう気づいてから
私の心は一気に軽くなりました。
それからさらに2週間。
現在はというと
副業も続けております。
でも
必死にすべての時間を投げ打って
取り組んではいません
そうすると
私はまたすぐに崩れてしまうでしょう
私よりももっとその副業で稼いでいる人は
たくさんいるし、
ネガティブくんは
比べて自分を卑下してしまう...
そうならないように
「自分は自分」と
割り切って
私のペースで取り組んでいます。
それよりも
妻との時間を大切にしています。
そして
「自分が笑顔でいること」
これを何よりも大切にしています。
なぜなら
妻に笑顔でいてほしいので。
ちなみに私は、
もともとの性格と
うつ脱のためにもがいていた経験から
「現状をどうにかしたい!」
「改善したい!」
「そのために行動しよう!」
と思わずにはいられないところがあり、
それは仕事やプライベートでも
よい部分として
評価されてきたところはありました。
ですから、
今回のスクールを選ばずとも
他の何かを探し求めて
何かしらの行動をとっていたでしょう。
そのくせ
メンタルは激弱。
どの道をとっても
結局は
苦悩したのだと思います。
そう考えれば
この「借金165万円」は
ある意味
避けられないものであったかもしれません
でもそこから
改めて気づくことが出来ました。
私には最高のパートナーがいることに。
それだけで十分幸せなことに。
それに気づくために払ったお金なのです。
きっとこのことは
「165万円」以上の価値があると
信じています。