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性格に原因を求めない


記事を開いていただき
ありがとうございます!


最近、人の「行動」についての科学を
いろんな本から学んでいます。

その中で、
面白い考え方がありました。

それは
「性格を原因にしない」
というものです。



「性格」ラベルはとても便利


振り返ってみれば、
私たちは「性格」というものが
大好きです。

「あの人は優しいよね」
「私って引っ込み思案だからさ」

そんな会話は日常茶飯事です。

今流行りのMBTIも
個人の性格を16のタイプにした
「性格」類型です。

古今東西の占いも
今日の運勢などを占う他に
自分の性格を示してくれます。

自分の性格、他人の性格

とにかく性格を知ることが
人について知ることのように思えます。


これは、おそらく
「そう考えた方が楽だから」
という面があるのでしょう。

例えば、ある人は、
なかなか自分から人に話しかけることがない。
話しかけにいっても、あまり会話は続かない。

そうなると、
「あの人は内向的だよね」
と「内向的」という性格を考えます。

その人に対して
「内向的」というラベルを貼ります。


ここで少し、
家の中のものを整理することを
想像してみてください。

ごちゃごちゃしていると整理が進まないので、
いくつかのジャンルに分けますよね。

「これはキッチン用品」
「これは文房具」

そうやってラベルごとに仕分けすることで、
私たちは「楽に」ものを整理できますし
「楽に」取り出すことができます

人に対しても
同じようなことをしています。

生きていれば多くの人の
多くの行動を目にします。

その時に、
その理由を一つ一つ考えるのは
とても脳が大変です。

だから、
「性格」というラベル
人に貼るのです。

「あの人は内向的だから、
 話しかけてこないんだ」

そういう説明ですぐに納得できます。

逆に、
「内向的な人には、あまり積極的に
 話しかけない方がいいね」
と関わり方を決めることもあります。

これは自分に対しても同じで、
自分の行動の原因を「私は◯◯だから」と
性格を原因にして納得しています。


人間はとても賢いですね。


実は、性格のせいじゃない?


では、
「性格」はどうやって判断しますか?

先ほどの
「内向的」な人を思い浮かべてみましょう。

どうしてあの人を
「内向的」だと思うのでしょう?

それは
「自分から話しかけてこない」から
ですね。

では、どうしてその人は
「自分から話しかけてこない」
のでしょうか?

その人が
「内向的」だから
ですね。


・・・堂々巡りですね。

そうなんです。

実は、私たちが
「性格」を判断しているのは、
行動(言動)の傾向からです。

「あまり話さない」をよくする人を
「内向的」という性格で
まとめています。

じゃあ「内向的」ってどんな人?と考えると
「あまり話さない人」になるわけです。

もちろん、
こういう判断をしていて
日常困ることは少ないです。


「内向的」な人が
あまり話さなかったら、
「内向的だもんね」で終わります。

逆に積極的に話すことがあったら
「そんな日もあるよね」となります。


少し問題なのは、
この「内向的」な人が
実は「もっと話したい」と思っている場合です。


「あの人と趣味が合いそうだから、
 もっと話しかけにいきたい」

そんな風に思っているとしましょう。

でも、そのためには
これまでにその場所でしていなかった
「積極的に話しかける」
しなければいけません。

その人は
自分が「あまり話さない」ことを
「自分は内向的だから」と考えていました。

性格を自分の行動の原因として
考えていたのです。

でも、
今やりたい「積極的に話しかける」は
「内向的」という性格からは反します。


だから、
「話しかけにいきたい」とは思うけど、
ドキドキしたり、不安になって
結局、今日も話しかけられません。

「自分は内向的だからなぁ」と
納得することはできます。

しかし、本当にやりたい
「あの人と仲良くなる」ということは
解決していません。


本当に、この人が
「話しかけらない」のは
「性格」のせいなのでしょうか?

「内向的」な人物であっても
例えば家族や仲の良い人となら
積極的に話しているかもしれません。

他にも、仕事でお客さんと話す時は
積極的でフランクに話せる。
そんな場合もありますよね。

きっと、そんな一面を知っている人は
その人を「内向的」とは思わないでしょう。

この「内向的」な人も
環境が変われば、
「積極的に話しかける」ができるわけです。


となると、
「話しかけられない」のを
「性格」のせいにするのは
解決には向かわないかもしれません

「性格」がないと行動できないというのなら、
今この瞬間から「外向的」に
フルモデルチェンジしなければなりません。

今この場合には
「性格」のせいにしない方が
よさそうだと思いませんか?


では、どうしましょう。

意志のせいにしましょうか。

「話しかけるという確固たる意志が
 足りないんだ!」

とこの人を勇気づけましょうか。


もう少し楽な方法があります。

それは「環境」を変えることです。

この人は相手との関係性や場面という
環境次第では、話しかけられるのです。

だから「話しかけられない」を
「いつも話しかけられない」ではなく
「今ここで話しかけられない」と考えてみる。

もしかしたら、
他の人の目があるのが
気になるのかもしれません。

その人の隣の席の人が
少し苦手なのかもしれません。

なら、例えば休憩時間に
その人が少し席を立った時、
別の場所でなら話せるかもしれません。

「性格」を変えるより
ずいぶん楽で確実ではないですか?


私たちは、
「性格」というラベルをつけることで、
頭の楽を常にしています。

でも、
何か「行動を変えよう」という時に、
そのラベルがかえって難しくすることがあります。

時には、
「性格」というものを手放して
「環境」に目を向けることで
行動を楽に変えられることがあります。


性格に原因を求めない
性格のせいにしない

そうすると、
むしろ楽に、確実に
行動できるかもしれません。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます!

私は、「人生迷子を1人でも減らす」ために
日々活動をしております。

人生迷子を脱却するためには、
行動を変えることも必要です。

なので、今回のような内容も
私のサポートの範囲内なのです。


「人生迷子」を減らすために
運営している具体的なプログラムが
こちらとなります!

よろしければ、
自己紹介も兼ねたこちらの記事も
ご覧ください。

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とっても嬉しいです!!


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かふぃ
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