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何に囲まれるかで「自分」が変わっていくから

暗くなったら1日を終えて、陽が昇る頃に目覚め、朝を迎える。

スマホは、地図と天気を調べるときだけ。
いつもならSNSで潰してしまうような「暇」はここには存在せず、ただ風でなびく木々を、空を飛ぶ鳥の行き先を、雲の流れを眺めているだけで、じゅうぶん事足りている。

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6年前から、年に数回、多いときは毎月、夫とふたりでキャンプに行くようになった。

それまで苦手だと思っていたアウトドアにここまでハマったのは、自然のなかで過ごす時間がわたしに「ただ生きてるだけでいいじゃん」と教えてくれると知ったからだ。

「無理せず生きよう」
と、常日頃から思っているのだけれど、これまでの「頑張ることを良しとする思考」はそんなに簡単には抜けない。

だから、わたしは気がつくと「頑張らなきゃ」「急がなきゃ」というサイクルに自ら足を踏み入れてしまう。

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そんな自分を俯瞰して眺め、「いやいや、そうじゃないよね」とストップをかけられるのが、キャンプという「場」なのだ。

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ここのところ、気づいたことがひとつある。

わたしが「なんとなく合わないな」「ここに居ると疲れるな」と感じる環境は、違う言い方をすれば、「ここにいる "自分" は好きじゃないな」と思う場所だということ。

つまり、それをしている自分、その場にいる自分のことを、嫌いになってしまう。

自分を好きになりたいのに、自分を嫌いになる場所にいる。それゆえの違和感だったのだ、と。

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自分のカタチは、自分を囲むものによってつくられていく。

特にわたしは周囲からの影響を受けやすいので、なおさら。

だから、自分を好きでいるために、自分を好きでいられる場所にいる必要がある。囲まれるものは、自分で選んでいかないと。

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どんな流れの速さの場所に、どういう情報に囲まれながら、何を大切にする人達と共にいるのか。どんな物が周りにあって、どういう1日を過ごし、何を大切にしていくのか。

ちょっと疲れたなあと思ったら、見直したいこと。

キャンプに行くたびに思い出す。わたしにとって「キャンプ」は、自分を見直すための装置だったりもする。もちろん、ただ単に娯楽でもあるのだけど。

もちろん、この装置はキャンプじゃなくてもいい。
「ここに戻ってくれば大丈夫」と思える場所を、ひとつでも持っておくのがおすすめ。旅とか、カフェとか、装置は何でも良いのだと思う。

でも、もしまだそういう場所を持っていないとしたら「自然のなかに行くこと」を、ぜひ推したい。余計なものがない、シンプルな生き方を思い出せるかもしれないから。


おわり
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「じぶんジカン」は、自分と向き合う時間をつくるノート達を販売しています。

毎週火曜&土曜に発送します。自分を見つめるきっかけに、ぜひ。



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じぶんジカン松岡
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