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令和下ネタ合戦ちんぽこ



友人アリサ「なぁ!?ディック!!腹筋バキバキやな!!ディック!!」



「ドスコイ英会話」これはまだコロナ禍前に、足しげく外人BARに通う私が名付けた「レッツ外人捕まえて、英会話しようぜ!」の会合の名前である。



私と親友二人のかしまし娘。三人で結成されたグループ。




このメンバーでほぼ毎週末、飲みに出掛けてはどすこい英会話しに外人BARで締める。
と言う飲み会を行っていた。



ある夜、いつも通りタイ料理を嗜み、かしましの一人であるアリサのお気に入りのBARで一杯(数十杯)やってヘベレケになったところで、いつもの外人BARへと向かった。


その日はあまり外国人が集まっておらず、
「外人捕まらず!さぁ、切り替えて私の友人のカラオケBARに移動しようか!」と言い、移動する事となった。


BARを出ようとすると、一人のメンズが追いかけてきて「君、英語話せる?」と話しかけてきた。

私「任せろ。そして今から友人のカラオケBARに行くけど、アンタも来るか。あはぁんー?」とそのメンズを連れて、(見事ハント成功。浪速のハンターは狙った獲物を2億%逃がさない)友人のカラオケBARへと向かった。



彼の名前はディアク、ジャーマン(ドイツ人)でイギリスに住んでいると言う。


日本が好きで観光にきていて、「2日後に友人がいる横浜に行くんだ」と言っていた。


ディアク「ずっと、チラチラ君の事が素敵だなと思って見てたのだけれど、勇気が無くて声をかけられなかったんだ。日本人はほとんど英語話せないし…と思っていたら、バーを出ようとしたので思い切って話しかけたんだ」


ジャーマンの彼は、夏に飲むビールの、のどごしかの如く、スルスルと口説き文句を言ってくる。さすがビアー大国ドイツ!私オクトーバーフェスin大阪でビアガールしてた事もあるんだぜ!と、外人慣れした私は、それをいつものごとく、泡のように処理する。



私「まじ〜!ありがと〜!私のどこが素敵か教えて♡(ニンマァ)」



ディアク「爪の形が好きだ!君の爪の形がドストライクに好きだ。こんな素敵な爪、みた事がない。」



私インマイハート(爪!?!!爪かよ!アイワナ爪爪爪!!!ソングバイマキシマムザホルモン〜爪爪爪より〜)


意外な性癖、爪について熱く語りだしたの「ちょっと意味わからんな」と思いながらスルーして歩いた。


そうこうしているうちに、バーを営んでいる友人が歩いて近くまで迎えに来てくれていたので合流。



ミナミの街のごちゃごちゃを全部引っ詰めたようなド◯キに向い、友人は店のオープン前の買い出しをすると言うので、その付近にて、かしまし娘。with ディアクで少しの間待機する事になった。



「ごらんこの中指の爪の形…ああ、なんて素敵なんだ…」爪について熱く語る、ちょっと性癖が爪爪爪寄りなディアクの言葉を遮るように、絶好調に良い感じに酔っ払ったアリサが言った。



アリサ「なぁ!?ディック!?めっちゃええ身体してるなディック!?触っていい腹筋!!なぁ!?!ディック!?」



アリサ「なぁディック!!聞いてる!?!!
なぁ!!ディック!!!!」と大声で言う。



ディアクが捨てられた子犬のような眼差し、で私にこう言った。



(※ディアクと私は英語で会話しております)



ディアク「ねぇ、ゆりあ(私)、アリサ僕のことディ…ディッ…グハ(吹き出し笑い)…ディックって言ってない??

後ちょっと何て言ってるかわからない。」



私「いや…ふぇっ…ブハッ
腹を触ってもよろしいか?と言ってるよ。」



ディック「あ、そうなの…彼女…変わってるね…腹はいいけど…そんな事より、ねぇ…ブは…ディックって、ディックって…ぶは…(吹き出し笑い)僕の事ディックって連呼してない!?!!ねぇ…ユリア(私な)…ディックってどう言う意味か知ってるよね!?!!」


私「ブハ…ブハハハハハ…ブハ…ブハハハハハ」



そう、ディックとは何を隠そう。
英語でメンズのソウル、ちんぽこの事である。



ソイヤッサ!テンテレレンテテテ〜ン♪




私はその時平成狸合戦◯んぽこを思い出していた。



ソイヤッサテンテレレンテテテ〜ン♪



脳内で狸達が、狸達のソイヤッサを振り回し踊っている。



アリサはそれでもまだ叫ぶ。



アリサ「なぁ!ディック!聞いてる!?!!なぁ皆見て!?!ディック!ディックの腹筋バキバキ!!(ぺたぺた触る)見て!ディックの腹筋バキバキ!!」



(※ちなみにアリサは、ずっと日本語で話しかけているのでディアクはほとんど何言ってかわかんねぇ、状態です。腹触ってええってゆうてるよとは伝えたので、許可を取り腹をペタペタ触っております。)



脳内の狸とアリサのちんぽこ大合戦は止まらない。


ソイヤッサ!テンテレレンテテテ〜ン♪



ディックの腹筋がバキバキ。
もうディアクのディックの戦闘力は振り切ってる模様だ。


今宵夜の大合戦がはじまるぞぉぉぉ!!!


野郎ども〜〜!う!た!げ!だぁ〜〜!



ソイヤッサ!!テンテレレンテテテ〜ン!!



それではちょっと失礼いたしますね、とドブロックまでやってきた。(※私の脳内のお花畑、、、いや脳内でのお話です。)



ドブロックも脳内のライブ会場で大騒ぎである。ドブとロック「さぁいくぞ!!!おまえら歌え〜!!歌は〜〜〜オオキナイチモツ!!」




オーディエンスの狸も狸のソイヤッサも大盛り上がり、元気ビンビンブンブン丸である。



腹筋バキバキのディック「ねぇ、ユ、ユリア…ア、アリサが大声で…僕のことディックって…!!ねぇ!!ディックってディックって叫んでくるよブハハハハハ」



私「ひぃ〜〜〜〜もうやめて!!!ブハハハハハ!!聞こえてる!聞こえてるから!!ディック!!」


ディック「ノー!!!ディック!!
リピートアフターミーーン!!!」



ディック&ミー「ディ!「ディ!「ア!「ア!「ク!!」



私「ディック!」


ディアク「ノ〜〜〜〜〜〜〜!!」



◯んぽこ狸の踊りに合わせて、一世風靡したあのチン曲、ドブロックも大暴れだ。



大音量で脳内に響き渡るあの曲。



ドブとロックが◯んぽこ狸と共に、セッションをはじめている。



♪おおきなイチモツを下さい〜
肩にかつげるくらいの〜



おおきなイチモツを私に下さい〜〜!



ソイヤッサ!


◯んぽこ狸とドブロックが脳内でちんぽこドブなロックをかましてくる。ちいさな狸とおっさん漫才コンビのドブロックが、大きな身振り手振りで、ディアクのイチモツを肩に担ごうとしてくる。


◯んぽこ狸とドブロックが脳内を侵略し大声で歌う中、アリサはまだ叫んでいる。



◯んぽこドブロックはもう止まらない。



大きなイチモツを下さい〜!!

大きなイチモツをあげよう〜!!

大きなイチモツを下さい〜〜〜!!




ソイヤッサ!!



ちんぽこバキバキのディック「アリサ!!!ノー〜!!ディック!!ノーーー!!アイム!!ディアク!!!」



アリサ「イエスイェス!!ディック〜!!イエ〜〜〜〜イ!!」


ディアクの心境に、つゆ知れず、アリサは陽気にハイタッチしながら腹をさすっている。



煌びやかなミナミの街、ここはド◯キ前、「ちんぽこ!ちんぽこ!イケメンやな!!」と叫び腹をさする友人、「僕はちんぽこじゃない!!ディアク!だぁぁぁぁ!!」と叫ぶ外人。



まさにカオスである。
ここはそう、令和下ネタ合戦ちんぽこがおっぱじまった街、クレイジー大阪。



やっとのこと、買い物を終えた友人が戻ってきた。


友人「ディックおまたせ!行くで〜〜」



さあ!ともにゆこう!◯んぽこ狸も狸のソイヤッサも、ドブもロックもディックのディックもディックのバキバキの腹筋も!
夜はこれからだ!これからが夜の合戦のはじまりだ!



私とディック、そしてもう一人の親友ユイは笑い転げながら、なんとかバーに着いた。



「なぁ!ディック!何飲む!?ディック」




バーに大きく響き渡る、ちんぽこアルコール飲料。我らに、強め、強めの酒を下さい。


ため息混じりに


「アイム!ディアク!!!!プリーズウイスキー!」



ディアクのディックがそう言った。




ミナミの長い夜は、今日も更けて行く。




いつでも誰かが〜〜

ディックのそばにいる〜


思い出しておくれ〜

大阪の俺らを〜〜〜♪



(Song by 「◯◯狸合戦◯んぽこより、いつでも誰かが〜OSAKAMIX〜)




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