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”なんちゃって‼ 生産管理プログラム” を作る 4の③--部品情報登録(ver1j以降適用)


前書き

“なんちゃって‼生産管理プログラム” を趣味で作ってます。
その【考え方】と 【Accessで作成】 の記事です。
素人なので、間違っているところも多いと思いますが、
『こういう考えの人もいるんだな』って感じで読んでください。
(上級者の方には、多分 参考にならないと思いますが・・)
※ACCESSのプログラムは、作成方法の記事を読む参考として使うため、
 プログラム内容と処理結果は保証できません。
※ACCESSのソフトとして、まずは動作しないと、ブログ記事の内容が
 うまく説明できないので、必ず動作するか、ご確認ください。
 動作しない、またはエラーが出る場合は、それをご理解の上、
 記事だけでも御覧ください。
エラーが出る対処法の参考にしてください
 → ”なんちゃって‼ 生産管理プログラム” を作る 2--準備と起動】

部品情報登録とは、

人それぞれ、組織それぞれ、認識の違いがあるので、生産管理としての
考え方、用語にも違いが当然あると思います。
個人的な考え方として、ブログ記事を書いていますので、
ご了承願います。

業務対象部門

部品・半製品 の登録・変更・削除には権限が必要であり、
この記事では、ログインするユーザーの権限を
  ・品目登録(設計部門・生産管理部門)
  ・発注条件登録(購買部門) 
を対象と想定して記事を書きます。(権限は、操作画面で変更可能です。)
※操作方法は、3--初期設定を参照 

部品登録情報に関係する業務として、
●部品発注をする為の、基本情報を登録します。
 購買管理情報 (部品メーカー、ベンダーからの提示データ も)が必要です。
●資産区分情報を登録します。
 原価管理情報が必要です。
●部品入出庫する為の、情報を登録します。
 生産管理情報と倉庫管理情報が必要です。
●部品表に登録する目的としての、部品の情報を登録します。
 設計部門の情報が必要です。
※倉庫管理情報は、別記事で登録します。
※品質管理情報は、無知なので この記事では、記述しません。


操作画面

Menu画面

●右上オレンジ緑の色矢印の説明
 操作画面の【作業ボタン】の文字色の違いを表示してます。
   ・ボタン文字(黄色)  -- 外部操作画面ファイルが実装可能
    だが、未実装  →  ダウンロードしてファイルを設置すれば、
    ボタンの文字色が緑色になります。
   ・ボタン文字(緑色)  --- 内部操作画面ファイルが実装済
    で、認識済(外部画面ファイルを適用)。
            → 解除方法は、所定場所から移動させれば認識され
            なくなり、内部画面を適用します。
  もう一つ、【作業ボタン】の文字で白色があります。
   ・ボタン文字(白色)  -- 内部操作画面のみ使用可 又は、次画面が
    sub-menu 画面の場合です。
  sub-menuの画面によっては、更に次の【作業ボタン】もあります。  
●左上緑色の矢印の説明  
 例として、Menu画面 から【部品・半製品情報】ボタンを選択します。  
 すると下のsub-menuの画面が表示されます。

同様に、【作業ボタン】の文字色で識別します。

 上の緑色矢印の【部品・半製品登録】ボタンの文字が、緑色なので、
 内部操作画面ファイルが実装済で、認識済となっています。

●テーブルデータを直接確認する方法は、下記画面の矢印の所をクリックし、【テーブル】を選択すると 全てのテーブルが表示されます。

上記矢印の⋙をクリックするか、【F11】を押す。

 テーブル構成の表示 →テーブル名にカーソル当てて右クリック
             →デザインビューをクリック。
 デーブルデータ表示 →テーブル名にカーソル当ててダブルクリック。
  テーブル間のリレーションシップの関連付は、基本的に設定しません。

事前に準備するデータ

部品・半製品のメインとなるデータを登録するテーブル名は、
"[部品] テーブル" です。
そのテーブルから参照して使う別の情報のテーブルを先に登録します。
例えば、"部品種類" は、事前に種類を決めておけば、グループ識別管理が
簡単になります。事前に決めておかないと、ぐちゃぐちゃになって、
ルールも作れません。
事前に登録するデータは、部品・半製品・製品など、共通して使うデータももあるため、他の画面で登録する場合もあります。 

●単位登録

[単位記号] テーブルに登録されます。
部品・半製品・製品の登録に必要となる単位を登録します。
主キーを参照する方法で利用します。
用途は、主に 倉庫保管管理・発注管理 と 部品表登録 で使います。
生産拠点で単位定義が異なる場合は、要注意です。
極端な例として、 “升” は、中国拠点倉庫の 1升(1リットル換算) 、
日本拠点倉庫の一升 (1.8リットル換算) と違うようで、拠点間で
在庫移動した場合など、狂いが発生します。升(中国) 、升(日本) で
別単位の名前で登録すれば問題無いと思いますが・・・。
また、同一部品でも、業者ごとに販売単位が異なることも想定し
て登録します。たとえば鉛筆の販売単位では、箱・ダース・ケース 
などの販売単位の提示があれば、注文書を発行するために単位登録が
全て必要となります。

 登録例

[単位記号] テーブルには “¥“、“g“、“m“、“pc“、“set“、“部“ が登録済です。
(新しいデータベースを作成した場合、このテーブルデータは、
元のテーブルデータを継承しますが変更可能です。)
単位変換で使用する単位も、この中に登録が必要です。
 例えば、メガネの構成部品の "ねじ" は、
     発注・在庫単位 g  : 部品表単位 pc
      ↓  ↓
     注文単位 100g 入り  :入り数 1000 pc
などの換算方法で変換単位の登録をします。     


●資産区分

[資産区分] テーブルに登録されます。
部品・半製品・製品の区分を登録。(商品はまだ登録してありません。)
主キーを参照する方法で利用します。
 登録は、
   ・部品 → 主キー 1
   ・客先有償支給品→ 主キー 2 
     ( ベンダーが顧客で処理は `1` と同じだが未適用 )
   ・客先無償支給品→ 主キー 3
     ( 単価 0円で、登録するとか・・・運用方法は未定 )
   ・半製品→ 主キー 4
     半製品の説明は後とします
   ・製品→ 主キー 5 
   ・商品→ 主キー 6 ( 運用方法は未定 )
登録方法は、<在庫管理>の記事で記述します。

 登録例

[資産区分] テーブル には 
“部材“、“客先有償社給品“、“客先無償社給品“、“半製品“、“製品“、“商品“ 
が登録済です。
客先有償社給品、客先無償社給半製品、商品 の運用ルールは、
現時点未定なので選択停止にしています。
(新しいデータベースを作成した場合、このテーブルデータは、元の
テーブルデータを継承します。運用ルールなので変更不可です。)   

●種類登録

[部品種類] テーブルに登録されます。
分類名を登録します。 主キーを参照する方法で利用します。
今回は、<めがね>生産なので、“フロント“・“レンズ“ など
簡単な種類の登録です。
(データ利用の例として、セカンド部品(代替品)の登録の際に、候補として
コンボボックスにアイテム表示をしますが、同じ[部品種類] を条件に絞り込みをしています。)
また、半製品 として “フレーム完成“ も登録してあります。
※製品の種類登録は、<製品情報登録>の記事で記述します。 

 登録例

[部品種類] テーブル には “フロント”、”つる“、“レンズ“、“鼻パッド“
、“蝶番“、“ねじ“、“ケース“ と “フレーム完成“ を登録しました。    


●発注区分

[発注区分] テーブルに登録されます。
部品ごとに区分を設定するため、事前に登録をします。
主キーを参照する方法で利用します。
 登録は、
   ・所要引当発注→ 主キー 1
    部品 または半製品に適用。(在庫・所要引当計算の対象品)
   ・定点発注→ 主キー 2 
     このシステムで未適用。 方法として登録のみ。
    (例 -- 保管場所等にMIN・MAX の表示等をし、倉庫担当が適正在庫
    量を目視管理してシステムに発注要求を入力する方法もあり。
    在庫管理データにMIN・MAXの設定をして、システムでアラーム
    を出す方法は未検討。)
    ※安全在庫方式とは違うと考えてます。
   ・管理外→  主キー 3
    部品に適用 ( 部品マスタに登録があれば、システムでの手入力
    で発注可。 (在庫・所要引当しない。在庫データ管理しない。)
   ・生産副産物→ 主キー 4
    部品に適用 (在庫管理・MRP引当管理だが、発注はしない。)
    ※ 生産副産物とは、
     例 -- "大豆" を部品として、"豆腐" を生産すると、"おから" が
        副産物として残り、 その "おから" に部品KEYを付与して
        在庫管理をする。"豆腐"の部品表には、部品"大豆" などと
              一緒に "おから" を部品表登録するが 単量はマイナス
        とする。別の製品 "おから団子" の構成部品 として、
        "おから" を単量プラス数で部品表登録すれば部品とし
        て活用できる。
 ※生産副産物の倉庫からの入出庫処理は、購入品と異なり資産移動
  の管理方法をこれから考えてみたいと思ってます。
  資産区分は “1” とし、"出庫区分 2" (下の出庫区分で説明)の製造
  倉庫から自動入庫と自動引き落としで運用可能かと・・・。

 登録例

[発注区分] テーブル には 
 “引当発注“ ( 在庫管理対象)、 “定点発注“ ( 在庫管理対象)、“管理外“ ( 在庫管
理しない)、 “生産副産物“ ( 在庫管理対象) が登録済です。
(新しいデータベースを作成した場合、このテーブルデータは、元の
テーブルデータを継承します。運用ルールなので変更不可です。) 

●保管場所

保管場所・保管棚・保管棚番 については、<在庫管理>の
記事で記述します。部品情報の登録時点で、あらかじめ倉庫スペースを
予約する必要が無いと考えます。  

●出庫区分

[出庫区分] テーブルに登録されます。
部品ごとに区分を設定するため、事前に登録をします。
主キーを参照する方法で利用します。
 登録は、
   ・倉庫での在庫とし入出庫を管理→ 主キー 1
      部品 または半製品に適用。 (入出庫ともに標準の管理方法)
   ・製造部門が在庫を管理→ 主キー 2
      部品 または半製品に適用。 (出庫方式も異なる。)
        a : 製造での製品完了入庫の処理
        b : 工程完了(半製品の完了または、工程進捗登録) 
      の時点で、部品表からの理論所要数の完了台数分 (歩留まり
      仕損含む) を使った事とし、製造部門の保管在庫数 から
      自動引き落とし (バックフラッシュ) をする方法。
      普通は、ABC管理の C 管理品を対象とします。
 ※バックフラッシュ方式とは、工程の完了登録時に理論使用数を
  使ったとして在庫から引き落としする方法。
    (引き落とし数 = 部品表の単量 ÷ 部品歩留 (1以下)
    ÷ 部品表歩留(1以下) ×完了数) 

 登録例

[出庫区分] テーブル には、“手動出庫“ 、 “自動引き落とし“
が登録済です。
 (新しいデータベースを作成した場合、このテーブルデータは、元の
 テーブルデータを継承します。運用ルールなので変更不可です。) 


部品マスタ登録

【部品】テーブルを登録します。
[部品情報] ボタン → [部品・半製品登録] ボタンで画面表示させます。

部品・半製品登録の画面

処理手順

手順1 部品・半製品 選択
データ表示する部品・半製品の抽出方法を指定。 
  ●部品Key ・ 部品図番 で、頭文字絞り込み検索可能。
  ●並び替え選択 可能。
絞り込みされた表中から、クリック選択する。

手順2   新規登録または,手順1で選択したアイテムのデータ変更・抹消
     ●データ変更方法-------変更したい項目を訂正し、
                【変更】ボタンで処理する。
   ※変更する項目によっては、切り替えタイミングの考慮が
    必要となります。        
     ●データ新規登録方法
      a : 新規登録の方法-----全て空白の状態から登録し、
                【新規KEY登録】ボタンで処理する。
      b : 他Keyを元に新規------登録手順1で選択したデータをコピー
                し、変更後に【新規KEY登録】をする。               
    ●データ削除方法-------登録手順1で選択したデータを 
                【KEY削除】ボタンで処理する。
   ※削除は、次に該当しないかチェック後に処理します。



手順3 安全在庫設定
[安全在庫] テーブルに登録されます。
手順1の表で選択した部品・半製品の安全在庫数を生産拠点別
に登録可能。 
 ※拠点ごとに登録は一つで、複数(未来予約)で設定は不可です。
  理論的には可能ですが、データの日付補正も面倒だし・・・。
  このシステムでの安全在庫数の所要計算は、
      ●“各拠点別所要引当“ と “全拠点合算所要引当“ 別々に計算可
      ●計算は、常に本日の0時0分で所要として発生させ、
       在庫・手配分 に引当てて過不足計算をさせる。

  参考資料----今回ダウンロードした操作部には、一部の機能を
           制限してあります。

<部品の所要引当表>【上下表示】選択の場合、安全在庫数が時系列順の過不足計算される。
<部品の所要引当表>【左右表示】選択の場合、安全在庫数が左側(所要)で引き当て計算される。

 

半製品について、

名前が、“ユニット” とか、“仕掛品” などの呼び名もありますが、
ここでは、“半製品” と表現し登録方法は、“部品” と同画面で処理します。
登録についての個人的な考えですが、
 ・途中工程品が汎用性があるものをユニット化し他製品と共有できる部品
  (構成部品) の一つとして部品表に登録すること。
 ・部品表は、多段階部品表  で登録すること。
 ・半製品をまとめ生産で効率良く生産し、事前に適正在庫を持つなどの
  運用管理を可能とする。
 ・生産途中で、長期間寝かせ(エージング工程・長期試験など) で、
  生産工程が一旦途切れ、半製品として製品とは別々の生産計画(製番)で
  管理を可能とする。

半製品は、親製品から見ると “部品” の扱いであり、半製品の構成部品から見ると 親となる “製品” の扱いで、特殊な管理方法で運用します。
登録方法は、部品登録と同じ画面ですが、裏で別の処理をしています。
詳細説明は、“部品表の登録” のテーマ記事の前後となります。

 ※参考情報として、汎用性のある半製品を複数生産拠点で生産した場合、
  拠点ごとに半製品の仕様にマイナーな違い (評価額、現地調達部品など)
  が発生し、部品表(工程部品表も)の構成部品を同一部品(半製品)として
  登録できない問題があります。これは同様に、構成部品の代替え品登録
  でも言えることですし、また、それらの理由・他により、完成品自体も
  原価・仕様に違いが発生します。
  これらの識別と対処の方法のは "製品Rev管理" の記事で記述します。

  ∫∫∫∫∫∫ 休憩タイム ∫∫∫∫∫

どっちが いいかなぁ

【部品】テーブルの登録項目

 登録データの説明

[部品] テーブルのフィールド一覧

フィールド名の説明(未使用・参考程度のフィールドは割愛します。)
 ・部品KEY ---- 主Keyとする。
 ・代替えKEY ---- コンパチブル部品の登録をする。
    所要引当て処理のプログラムでは、代替えKEYの登録がある場合
    は、そのKEYに置き換えて計算(合算)する設定にしてあります。
    代替えKEY登録がなければ、元のKEYで計算。
    注意点は、
    例--製品生産10台、部品表の単量、Aが2個、Bが3個使うとして、
      ●部品A の代替えKEY→B 、部品Bの代替えKEY→無
        ⇒発生所要は全てB 50個。
      ●部品A の代替えKEY→B 、部品Bの代替えKEY→A
        ⇒発生所要はB 20個。A 30個。
    無限参照ループにはならない仕組みとなってます。
 ・部品KEY旧 ---- (実際には、バーコードデータを登録しています。)
    『当初は、昔作った別プログラムの部品KEYをコピー移植するとき
    のフィールドと考えていましたが、途中で考え変わってバーコード
    を登録するフィールドに使いました。フィールド名を変えれば
    よかったのですが、ずるずると・・・。』 独り言でした。
    部品や外装に、メーカーからのバーコードが付与されている場合、
    識別情報として、バーコードデータを登録可。(任意)
    データ形式は、J AN 13 形式で、 1次元バーコードリーダーにて読
    み取りをする。倉庫の部品入出庫で、部品KEYを手入力せずに、
    バーコードを読み取りで処理に活用する。
    ※自社製部品・半製品のバーコードは、他と重複しないルールで
     数字を決めて登録します。
 ・種類記号----記述済
 ・通称名 ----"レンズ"・"ねじ" とかの名称。 
 ・部品図番----"バインドM2 X8Lステンレス" などの規格情報。
 ・単位 ----記述済。(倉庫保管・発注用の単位) 
 ・部品表単位----部品表登録・製造で使う単位
        例として、キッコウーマン醤油の場合
         ・倉庫単位は、   升 単位
         ・部品表単位は、 リットル 単位 
        それらの単位で変換値が必要となり、
        1 ( 升 ) :1.8 (リットル ) の 変換値になる。           
        代替品 東コクマル醤油が、
         ・倉庫単位は、  一斗缶 単位
         ・部品表単位は、同じく 1 リットル 単位
        変換値 1(斗缶 ) :18 (リットル ) の変換値になる。
       代替品になっても、部品KEYごとに変換値を登録すれば、
       部品表(レシピ) には影響しません。
      単位変換は、MRP計算で、所要量から発注量に単位を自動
      変換して活用しています。
 ・変換値---- 上記内容に沿って登録する。
 【変換値の登録例】 
  画面で 手順1 の “部品図番で絞込” の欄に、“F” を入力します。
  頭文字検索で、“F” の付く部品が3つ表示されたので、表中から、
  “ネジ FS-M2X6L(Bs)” を選びクリックします。
  すると “ネジ” の詳細情報が 手順2 に表示されます。
  この画面で [変更・削除・別KEYにコピー・等] が可能です。

画面で表示される入力項目は、すべて必須の項目ではなく参考程度の情報もあります。
必須項目は、未入力の場合は、その旨のメッセージが出ます。

    単位登録と変換値 の入力方法

参照するテーブルのデータは、コンボBOXで選択する方法とします。

  在庫・発注単位 が “g” で、部品表登録単位が “pc”( 個のこと)
  変換値が、  “1”    :   “10”  となってます。
  発注100g 買うと、中身が 1,000個 入っていることになります。
  ( 全くの余談ですが、上画面の右に、【参考逆部品表】があり、
  この部品が、“42部品表“ と  “44部品表” にそれぞれ4個使うことが
  わかります。スライドバーで右に移動させれば、更に隠れた情報も
  閲覧できます。)
 ・発注LOT ---- 未使用。 別の [部材発注見積] テーブルと [部材発注見積
       DATA] テーブルで、ベンダーの見積もり条件ごとに登録しま
       す。 部品発注処理の画面で、見積もり条件を自動参照する
       ときに使います。 詳細は別記事で記述します。            

 ・安全在庫 ----未使用ですが、別の [安全在庫] テーブルに登録します。
  (記述済)
  【安全在庫の登録例】 
   先ほど、“ネジ” の登録画面の情報を説明しましたが、
   画面右側に表示されているので説明します。
   保管場所は、
     生産拠点名  “別流野工房”   
     保管場所名  “文京現場倉庫”
     保管棚名   “工房管理棚”
     棚番    S-S-Free  、座標位置22
   で、安全在庫 23個 の設定です。
   ベンダーへの注文書に、この情報も記載され、
   発送先と、保管場所が納品書に明記されます。
   更に、別の生産拠点の保管場所も登録済であり、
   それぞれ 安全在庫の設定がされていることがわかります。 

安全在庫データは、各拠点ごとに、 登録1件までの登録です。
  

 ・YIELD ---- 保管歩留まりとして、1以下の良品率として小数点以下
        2ケタで登録。値取得は自動集計の機能はありません。
        用途は、MRP(所要引当)計算に使います。
 ・製造元---- ベンダー名は、見積もりデータのテーブルに登録する
       ので、ここには、メーカー名を登録します。 
 ・発注禁止---既に発注済の分には効力はありません。倉庫入出庫処理は
      可能です。 発注禁止のデータ登録の更新をした時点以降に、
      その部品の所要引当計算(MRP)画面はアラームが出て、発注依
      頼処理は無効となります。発注処理画面でも、その部品の発注
      処理で、アラームが出て無効となります。
      ※既に発注した分に対して、下記は不可能ではありません。 
        a : 未加工?(未開封?)であれば、倉庫への戻入
         (出庫履歴の取り消し又は、処理数の変更)
        b : ベンダーの了解があれば、倉庫受入処理・検収処理の
         取り消し又は、数量変更。 
        c : ベンダーの了解があれば、注文処理取り消し。
         ※返品のデータ処理はありません。
         ※所要引当て計算では、いつまでも【不足】と表示され
          るので、所要の訂正・削除が必要となります。
 ・使用禁止---使用禁止のデータ登録の更新をした時点以降に、倉庫出庫
      の処理で使用禁止のメッセージが出て処理を停止します。
      その部品の所要引当計算(MRP)画面はアラームが出ますが、
      発注依頼処理は可能です。発注処理画面でもアラームが出ます
      が可能です。既に出庫済の分には効力は無く、製造部門には
      自動メールが送信されます。
      送信情報は、
        ●送信相手--- [システム運用設定] →[使用者登録]
          →[生産登録権限]・ [品目登録権限] にチェックが
          あり、かつ メールアドレスの登録が有る。
        ●送信者 --- ログインしているIDの氏名・他。
        ●メール内容 --- 部品A の使用禁止連絡 
      ※このシステムには、製造から部品回収の機能は無いため、
       理由文書等の手処理が必要です。但し下記処理は可能です。
        a : 未加工?(未開封?)であれば、倉庫への戻入
         (出庫履歴の取り消し又は、処理数の変更)
 ・重量G----未だ用途は未定。
 ・参考hp ----メーカーの部品情報などのwebのアドレス情報を登録
 ・体積cm3 ----1個当たりの保管に必要な体積を登録します。
        保管場所の棚を仕切って棚番単位で保管する際に保管可能
        容積と比較する為に使う項目です。←←--Ver1hで項目追加

登録例 

[部品] テーブル には、
部品KEY-- 通称名----- 部品図番規格
・Front -- "フロントチタン FT-M007"
・Front -- "フロントべっ甲白 FB-W005"
・Temple -- "つるチタン TT-M001"
・Temple -- "つるべっ甲白 TB-W002"
・Pad -- "鼻パッド P0005"
・Hinge -- "蝶番 H0005"
・Screw -- "サラねじ M2X8Lチタン"
・Screw -- "サラねじ M2X8Lステンレス"
・Screw --  "ナベねじ M2X8L真鍮"
・1---Case -- "ケース CA-0001"
・15--Frame -- "フレームチタン完成  FA-T-02"
・7---Frame -- "フレームべっ甲完成 FA-B-01"
・Lens -- "近視レンズ NL-K0005"
・Lens -- "老眼レンズ NL-R0003"
を登録。

[安全在庫] テーブル には、
   通称名-- 部品図番----------- 生産拠点-- 安全在庫数
 "サラねじ M2X8Lステンレス"-- 関東工場--- 2g
 "サラねじ M2X8Lステンレス" --九州工場--- 1g
 "サラねじ M2X8Lステンレス"-- 北陸工場--- 1g
 "ケース CA-0001 ----------------関東工場--- 5pc
 "ケース CA-0001 ----------------九州工場--- 3pc
 "ケース CA-0001 ----------------北陸工場-- 10pc
を登録。
 

これで、部品情報登録の説明は完了です。

お宝


 これで今回は、終了・・・せず、
 少しだけフォームの説明を記述します。

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