06.地殻とマントルの境界 ~JIBANNOTE~
地球は何層にも重なった地盤に覆われており、
その最も外側の表面を大陸と海洋が覆っています。
海洋では、海底面から深さ5〜10kmの部分、
大陸では、地表から深さ約30〜60kmまでの部分が地殻と呼ばれています。
この地殻とその下にあるマントルとの境界は、
地震波の速度が変わる『地震波速度の境界』です。
この境界は、クロアチアの地震学者アンドリア・モホロビチッチにちなんでモホロビチッチ不連続面、通称モホ面と呼ばれています。
モホロビチッチは地震波を観測中、地球内部のある深さを境に、地震の初期微動(P波)の速さが変わることを発見しました。
この境こそが、地殻とマントルの境界であり、2つの層を隔てる重要なポイントです。
地殻とマントルは構成する岩石が異なります。
そのため、地震波の速度も変化するのです。
この発見により、私たちは地球内部の構造をより深く理解することができるようになりました。
【Better World Words】
「老いることも死ぬことも、
人間という儚い生き物の美しさだ。
老いるからこそ、死ぬからこそ、
堪らなく愛おしく、尊いのだ」
漫画『鬼滅の刃』 炎柱 煉獄杏寿郎
今日の「地盤の音」はどんな音色を奏でていますか?