10.サブロク板と畳のサイズについて ~JIBANNOTE~
サブロク板(ばん)という言葉を、聞いたことがありますか?
これは、日本の木造住宅でよく使われている、基本的な寸法を持つ板のことなんです。
この「サブロク板」は、読んで字のごとく、3尺×6尺(しゃく)というサイズが特徴です。
1尺は約303mmなので、3尺で909mm、6尺で1,818mm。
なにかピンときませんか?
そうです。このサイズ感、実は私たちの生活に意外と身近な存在なんです。
日本の伝統や建築の習慣から、このサブロク板のサイズがよく使われており、木造住宅の基礎寸法となっています。
ですが、909mm×1,818mmだと、ほんの少しだけ計算が面倒です。
そのため、製材業界ではこれを少し調整し、910mm×1,820mmというきれいな数字で製造・販売されています。
また、畳のサイズにも地域ごとの違いがあるのをご存じですか?
畳の縦横比はすべて2:1で統一されていますが、大きさは種類によってことなります。
一般的な畳の種類は、大きい順に「京間」「中京間」「江戸間」「団地間」の4つがあげられます。
このように、普段何気なく使っている住宅の素材やサイズにも、実は地域性や歴史が深く関わっています。
次に住宅を見たときや、リフォームを考える際には、こうした背景を少し意識してみると、建物の見え方がまた違ってくるかもしれませんね。
【Better World Words】
「99%ダメ? あと1%あるやん」
プロボクサー(WBC世界バンタム級王者) 辰吉丈一郎
今日の「地盤の音」はどんな音色を奏でていますか?