女性誌今昔
美容院や病院の待合室に雑誌があると、ここぞとばかりに読む。読むというか、パラパラと眺める感じ。雑誌、全てのページを読むことはほぼ無いし、単行本並みに値段も高いし、そして、これが一番の雑誌離れの理由だけど、今やネットで同じような記事が読める。なので、最後に雑誌を買った時期を思い出せないくらい、買っていない。そういうわけで、久しぶりに雑誌をタダでのんびり読める状況になると、ここぞとばかりに雑誌サーフィンを堪能する。
日曜日、車のリコール(!)対応で、車屋さんに行った。先に来ていたマダムが、コーヒーを飲みながら女性セブンを読んでいる。。え、自前‥‥?と思いつつ、お店のなかを見回してみると、コーヒーサーバーの横に雑誌コーナーが!(嬉) そそくさと雑誌コーナーに行こうとすると、担当のお兄さんに、「あ、受付だけお願いします‥‥」と言われてしまった。がっついて恥ずかしい。。受付を済ませて、さぁ、読むぞ、と、とりあえず、アラサーOL向けキラキラ女性誌を開く。(アラフィフなのに。)コラムなんかを読みつつ、ファッションコーナーへ。あぁ、今時の女子が着てる服だな‥‥ビスチェ(合ってる?)とか、かっちりしたジャケットとか。OL向けだからか、結構カチッとした服が多い。眩しいページをめくりながら、遠いところから眺めている自分に気付いた。ここはもう、別世界‥‥私は既に他の世界の住人。。キャリアお悩み相談コーナーも、あぁ、こんなことで悩んでた(っけ?)なぁ‥‥とか、そういう目線で読んでいた。今はもはや、キャリアチェンジ!みたいな言葉も遠い‥‥。
その昔、割りと年齢の高い人は、仕事のことを「お勤め」と言っていた。「お勤めご苦労様」とか。お勤めという言葉、私は好きだ。生活の構成要素の一部、という感じがする。仕事というと、一生懸命を感じてしまうけど、お勤めというと、「ほどほど」感が漂う。
世の中がほどほどで満ちていたら、いろいろといいんじゃないかな。。