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海外ではたらく

物心ついた時にはタイにいた。

水かけまつりの時にミャンマー行ってタピオカまみれにされて泣きまくったり、野良犬にものすごい追いかけられて死ぬかと思ったり。
他にもいろいろと、悲惨なようなおもろいような大変やったことたくさん覚えてる。

めっちゃ広いわけでもない家に3つもトイレとお風呂あったり、家の中でチャリこいだり、父が「鶏もらってきた!」って食べるチキンかと思ったら生きてるニワトリ二羽やってペットとして飼い始めたり。
一見カオスなような楽しいこともいっぱい覚えてる。

なんかよく分からんけどやって来させられたこの日本じゃない国、たのしい って、幼いながらに心底思ってたんやと今になっておもう。

帰国後、初めて行った国は台湾。
高校の修学旅行で。
ありえへんほど荒いバスの運転とか、道に溢れかえってるバイクとか、何言うてるか全く分からん外国語とか、なんともいえない食欲低下させるにおいとか。とうてい素敵とは言えへんあれこれに、なんとなく懐かしさを覚えて、あ〜やっぱ海外ラブってなった。んやったはず。

その後は家族でヨーロッパ旅行、1人でフィリピン留学、この2つで海外好きに拍車がかかり、1人ニューヨークも朝飯前って気づいてもう海外にずっといたいという思いが強くなった。

そして、いつかどこかの日本人学校で働けたらって。好きな仕事と大好きな海外とのコラボレーション最強!って。まあ、日本で5年くらい経験積んで〜とかって何となくで考えてたんやけど、経験なくてもいける枠があると知り、ダメ元で受けてみたら書類審査合格。

インドか香港か中国という、究極の?三択。
当時はインドがおもろそう!って思ってたけど、中国に決まった。落ちることも覚悟してた分、中国でも全然うれしかった

というわけで、もうすぐ中国生活4年目に突入します。
日本人いっぱいいる環境なので、海外感は正直少なめやけど、知らない道とか歩いてると、ここを歩いたことのある日本人って何人くらいいるんかなって想像してムフッてなるし、中国語でなんて言ってるかは分からんけどなぜか意味は分かって自分の新しい言語脳に感動さえ覚えそうになるし、変な楽しみ方できてる。

そして、海外大好きの熱量は変わらんむしろ増えてるけど、あんだけ出て行きたかった、日本 という国のよさもひしひしと感じられている海外生活。
住んでる時は何とも思ってなかったけど日本の空気はどう考えても綺麗すぎるし、晴れの日の青空見るだけで泣きそうになるな。
ほかにも色々と日本の良さ見つけた。けどその一方で、側から見たときのもろもろの対応の遅さとか、物価の高さとかにむかっとすることもある。

良し悪しはどこにでもあるけど、いろんな国の良し悪しを、自分の肌で感じたいのでこれからもきっと、ずっと海外が好きと言い続けて色々な国に足を運ぶのだと思う。

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