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リンパマッサージのリンパって・・・?

こんにちは!

女性のみなさん、むくみにはリンパマッサージがいい!といって、
ボディクリーム塗ってせっせと足をマッサージしていませんか?

今日はそんなむくみだけではない、本当は重要な役割も果たしているリンパについて書いていこうかと思います。

まずはリンパの役割からお話ししたいと思います。主に3つの働きがあり、

1:組織液を回収して静脈に戻す
2:組織液中の異物や代謝残物をリンパ節で除去する
3:小腸で吸収した脂肪を静脈へ運ぶ

組織液とはなんだ?ということで少し説明させて頂きます。

赤い血液はなんとなくイメージできると思うのですが、血液の中身は
半分が赤色の血球と、半分は血漿(けっしょう)という少し黄身がかった
液体から成ります。
※血球には白血球、血小板、赤血球が含まれる。

この血漿が組織液に関わってきます。
まず、血液は血球と血漿でできている事を説明しました。
新鮮な動脈が体中を流れている間に、血圧による圧などで細ーーい血管
(毛細血管:もうさいけっかん)を通るときに滲み出てきます。
この染み出てきたのが組織液または間質液と呼ばれます。

滲み出てきた血漿は細胞に酸素や栄養をを届けて、これが体のエネルギー源となります。
エネルギーを作った時に残りカスとしてCO2や老廃物が出てくるので、
これが今度は静脈に戻っていってリサイクルされるのですが、このとき
約90%は静脈に返って行きますが残りの約10%はリンパへ流れていくのです。
これがリンパ液です。
リンパは静脈と動脈に絡みついていて、こんな感じです。
緑がリンパです。

このブログで何度もお伝えしていますが、人間の体は本当にエコで、
無駄が全然ありません。

じゃあ、このリンパ液は何で出来ているかというと、
1:ほとんどが水分
2:細胞や病原体
3:タンパク質
4:脂質などなど

ここで特に2に注目してもらいたいのですが、リンパには所々に”リンパ節”という玉のようなものがあり、これがフィルターの役割を果たして病原体をやっつけてくれているのです。

リンパって聞くとむくみのイメージがあるかもしれませんが、実は体を菌から守るのに重要な役割を果たしているんですね。

リンパの流れが悪いとむくみがでるのは、もちろんリンパ液のほとんどが
水でありそれが運動不足で血流が悪くなったりすることでむくみとして
出てくるんですね。

ちなみに、乳がんなどで乳房とリンパ節切除の手術をされた方が、手術した方の腕で重いものを持ったり血圧を測ってはいけないと聞いたことはありますか?
これはリンパ節を取った方の血流が悪くなってしまうからなんですね。

ということで、今日はここまで。
ではまた!

参照

看護roo! (2022年12月28日). いざ、毛細血管の中へΙ流れる・運ぶ(5). 看護roo!. https://www.kango-roo.com/learning/1586/

ゴロー/イラストで学ぶ体の仕組み. (2023, Jan 14 ). リンパの働きとリンパ循環(リンパ管走行) [Video]. YouTube. https://www.youtube.com/watch?v=JAvwPNYYrrg&t=612s


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