見出し画像

雑談:看護師としての葛藤 in バンクーバー

こんにちは!
今日は、現在進行形で悩んでいる日本とバンクーバーの看護観の違いについて書きたいと思います。

看護観とはいえ、人によって違うでしょうと言われるかもしれません。確かに、それはその通り。
でも、根本的に大きな違いがあることが学校で勉強しながら、働きながらで分かってきました。

簡単に言うと、ケアの視点が違うと言うことです。
日本も確かに、患者さん第一のケアなんですが、視点は医療者からみた患者さん第一という印象です。
一方で、バンクーバーはと言うと、患者さんからみた患者さん第一という印象なんです。

ちょっと分かりにくいと思うので、例を話したいと思います。

日本の看護師さんなら恐らく、あるある〜!と共感してもらえるのではないかと思います 笑

例えば、薬を患者さんに内服させる時です。
日本であれば手を変え品を変え、とにかく飲んでもらう。これにかなり手こずって時間をかけることがしばしば、、、
場合によっては飲んでもらえなかった時には、先輩から怒られたり、残業になったりということもありませんか!?日本の看護師のみなさん共感してくれますか!?  笑

しかし、こちらはそんなことしたら最悪のケース訴えられかねません。ガチです。seriously です。

患者さんが飲みたくないと主張した場合、もちろん何か原因があるのであれば、それを傾聴して工夫するのですが、拒否するのであれば無理に飲ませてはいけません。
拒否した理由や、何の薬を拒否したかなど記録して、無理には絶対に!飲ませません。

これを聞くとそっちの方がいいじゃん!と思われる方もいるかもしれません。
ここからが私の今の悩みです。

まだできることがある、可能性がある(例えば力があって動けそうとか、ポジションを変えれば改善しそうとか)のに、患者さんが拒否することによってどんどん悪くなっていくのを見ているのは辛いものです。

無理強いはしたくない、でも衰えてほしくもない。(本人も衰えたいとは思っていないのに、、、)

このギャップを自分なりに埋めるのはまだまだ時間がかかりそうです、、、、。

ではまた!


いいなと思ったら応援しよう!