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公務員のお仕事-市町村(1)

 市町村、いわゆる地方自治体には様々な仕事が有ります。ゆりかごから墓場まで。子どもが
生まれてから成長し、亡くなるまでに関係する
多種多様な手続きを関連部署に分け、効率的な
仕事を行なっています。紙面の都合上、全て書き出すことは不可能です。お住まいの自治体ホームページを、一度覗いてみてください。
 職種で大きく分けると、事務室と技術職になります。
 ここでは自分が聴いた範囲の役所のお仕事を
お伝えします。
 第一回は、「軽自動車税」。毎年4月1日時点で
、原付バイクや軽自動車を所有している人にかかる税金です。リースやローン契約している人には所有権は有りませんが、その場合は使用者に課税(税金をかける事。賦課)するよう法律で定められてます。公務員のお仕事は、全て法律に基づき行われてます。
 毎年5月の連休明けに、対象者へ納税通知書が郵送されます。
 ですからその担当者は、毎年4月1日前後は大変忙しくなります。また、この時期に米軍基地がある自治体は、基地内へ米軍関係者の所有する軽自動車税の徴収にも行く必要ががあります。朝から夕方まで、3日間基地に出向きます。
税額は、日本人にかかる金額より安いです。
ま、思いやり予算に関連するものだと思いますが。
 この時期は、毎日残業続きになります。もしかしたら、現在はIT技術を駆使してオンライン作業で効率化してるかもしれません。
 バッチ処理時代は、職員4人で作業を行ってました。日中は、窓口に市民やバイク業者が来られるので、その対応にも追われます。傍目には忙しくないだろうと思われてるかもしれませんが、想定外のトラブルが起きたら目も当てられません。
 基本、新人職員の多くが、窓口業務のある部署に配置されます。市民との接遇を学ぶ為です。
また、この時点では正式な職員とは認められていません。通常、税金を扱う職員は徴税吏員の身分が付与されるのですが、半年を経過し問題無しとなった場合に、正式な職員として事務員から事務吏員となり、徴税吏員の身分も付与されます。
 次回は、「固定資産税」についてお話します。
意外に知られていない税金のお話です。

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