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東京羽田ヴィッキーズ(分析)

 Wリーグフューチャー第4節第2戦、東京羽田ヴィッキーズは、新潟アルビレックスBBラビッツに69対73で敗れ、開幕からの連勝が7でストップした。前日の第1戦は、苦戦しながらも競合いを制し何とか勝利をものにした。第2戦も
決して勝てない試合ではなかった。
 しかし、スタッツを観ると敗れた要因の一部が判る気がする。
2Pや3Pの成功率は、ヴィッキーズが優っていた。但し、新潟アルビレックスのシュート72本に対し、ヴィッキーズは61本と11本の差がある。新潟アルビレックスはシュートを落としているものの、ヴィッキーズはその分DF対応しなければならなかった。そして、攻撃時にシュート迄の形を作れなかったとも捉えられるのではなかろうか。
 次に目に付いたのがリバウンド本数の差。
新潟アルビレックス44本に対し、ヴィッキーズは、34本。DFリバウンドは1本差だが、OFリバウンドで9本差がついている。スティール11に対して、ヴィッキーズは5。
 自分達の流れになろうとする所で、フリースローを落としたりと、中々リズムに乗れなかった事も敗因だろう。
 前日の第1戦は、新潟アルビレックスのシュートは64本(内、25本が3P)。ヴィッキーズは、68本(内、23本が3P)。2Pの成功率は55.6%で、ヴィッキーズが上回っていたが、
3Pは44%と新潟が上回っていた。
(ヴィッキーズは、17.9%の成功率に止まる。)
リバウンドは、新潟31本に対し、ヴィッキーズは46本。アシストは新潟14本に対し、ヴィッキーズ25本。3Pの成功率が少しでも高かったら、初戦はもっと楽に勝てたと思う。
(アシスト数は、第2戦は両チームとも18本。)
 単にスタッツだけで敗因や勝因を語る事は間違いかもしれない。試合の流れ、自分達の時間帯でミスを少なく確実に得点することが大切だろう。選手のコンディションは、数字として扱われていない。(チームによっては、ここまで管理してるところが有るかもしれないが。)
スタッツは、一つの傾向を見る上の資料だと思う。但し、リーグ戦の場合は同じ相手と複数試合行うんだから、動画と組み合わせるとスカウティング効果は上がるだろう。

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