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【いいトリセツを見よう。】トリセツの品質があがらないのは、良いトリセツを見ていないから。

一歩を踏み出す前に、まず踏み出したくなることが大切。
「トリセツのはじめかた」ではそんなナッジを提供し、トリセツ/マニュアルを作りたい人の後押しをします。

1998年から製品やサービスの取扱説明書制作に関わっています、情報親方®です。

トリセツ、マニュアルといった資料は「テクニカルドキュメント」と言われ、「テクニカルライター」「テクニカルコミュニケーター」などの作る人が、製品やサービスを生み出す開発者の想いをエンドユーザーに届ける仕事をします。

取扱説明書(トリセツ)やマニュアルと呼ばれる技術文書、ノウハウを伝授する情報コンテンツは、なぜかネガティブな印象を持たれることが多いと感じています。
もちろん、作る人がわざと品質をあげないで作っているわけではなく、限られた納期やコスト、制約をまもりつつ、トリセツを生み出しています。

前例があればその踏襲をし、機能が増えると機能を継ぎ足す。
そんな作り方をしていることが結構多いです。

これは、制作方針やコストにより工数が制限されているので大きな改変をする機会が得にくい、いいものを作るスキルがない、クレームが来てないからトリセツも問題ないだろうと謎の解釈をしたり・・・原因はさまざまですが、その原因の深いところに、トリセツを作る人が「いいトリセツを知らない」ということもあります。

ひよこが最初に見たものを親鳥と思ってついていくのと同じように、トリセツを作ったことがない人は、自分が見聞きしたトリセツ/マニュアルが自分がイメージするトリセツの基本に捕らえてしまいがちです。
ひょっとしたら、基本と考えていたものがいいものじゃないかもしれない。

「いいトリセツを見よう」と思うことが品質を上げるきっかけになります。

情報親方は(一財)テクニカルコミュニケーター協会(通称、TC協会)の会員なのですが、TC協会ではよいトリセツを見られるTCシンポジウム(リアル開催)やCDシンポジウム(ほぼオンライン)を毎年開催しています。
トリセツを審査してアワードを決めるジャパンマニュアルアワードの表彰式もあります。

2023年は10月4日(水)~6日(金)、京都リサーチパークで対面開催で、情報親方®もTC37で登壇したりします。

企画展示として、アワード受賞作はもちろん、過去数十年にわたって作られてきたアワード受賞作の展示もあるようです。
いいトリセツを見ましょう!

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