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よくある質問|売りやすくするためにパッケージから情報をそぎ落としたい
ここでは主に弊社にお問い合わせいただいたお客さまからの「わからない」についてお答えします。
「うちも気になってた!」と思った方、ご参考ください。
記事の内容は、元記事から個人や企業を特定できない状態に無害化しております。
また、取扱説明書を作りたい、取扱説明書の作り方を教えてほしい、というご要望の場合、弊社での事業もあわせてご検討ください(ここが一番大事)。
お問い合わせ内容
皿洗いなどに使用する「スポンジ」のスーパー等での一般向け販売に際し、製品に表示した情報量が多すぎる(文字が小さい)という声がありました。
情報をそぎ落として、最低限の情報を製品に掲載、およびQRコードで動画リンクを設定したいです。
説明書は別添としたく、パッケージ上に最低限残さなければならない情報について、アドバイスをいただきたく存じます。
弊社見解
手を入れるポイント
キッチンに配置されるような、一般の方々が使うような商品だとユーザーのリテラシーを考える必要があります。
エンジニアやサービスマンだと製品の使い方をある程度理解している前提なので基礎的な内容から書く必要はないのですが、一般の方向けだと「その方の主観」「先入観(スポンジってこう使う)」が働いてしまいます。
結果的に見たくない情報は目にとまらず、メーカー側がみてもらいたい情報が見られない可能性があり、情報の伝え方(UXデザイン)に工夫が必要です。
情報の構成
たとえば、いくつか情報が記載されたスポンジでは、ユーザーは下記のように見るでしょう。
[早]
特長
用途
適する適さない
汚れが落ちにくい条件
使用方法
原産国表示
企業連絡先
品質表示
ご注意
リサイクル情報
商品バーコード
[遅]
メーカーが見てほしい項目も考える
メーカー側が製品安全を考慮して掲載する場合は、順位としては下記です。
優先順位[高]
ご注意
品質表示 = リサイクル = 原産国表示
バーコード(お店の人に)
企業連絡先
用途 = 適する適さない
汚れが落ちにくい条件
使用方法
特長
優先順位[低]
情報をそぎ落とすか考えるポイント
ご注意は最優先にしたい。購入前に商品を触ると危険なこともある。
用途や特長は購入時に判断する内容なのでそぎ落とさないほうがよい。
廃棄の時はQRコードの先は見られないと考えるので、商品に掲載する。
QRコードの遷移先は(ジャンルとかに遷移せず)その商品そのものの取扱説明書情報にダイレクトにアクセスさせたい。
文章の工夫
適した適してないは、文字で書かず、○△×など記号で表現する。
品質表示は表面上部に、購入者に伝わるように書く。
文字を減らして空いたスペースは、何か商売文句を入れたり、そのままにしておくわけじゃなく、文字を大きくする。
QRコードは、QRコードで情報が得られることを暗示するために目につきやすいところに記載する。
使用方法があれば動画にしてウェブで掲載する。
実際の掲載
2012年に発行された”ISO/IEC Guide37:2012”および、”IEC82079-1”では、
取扱説明書を製品梱包や紙として添付することをメーカーに義務づけしsていません。ウェブでの利用を推奨しています。
ただし、どこまで製品に残すかは最終的にはメーカー判断かと考えます。
情報を削ることも場合によってはありますが、メーカーの優先順位「用途」より上位の項目を削った商品は一般市場ではあまり見かけません。
具体的内容についてはケースバイケースのことが多く、必要であればご相談いただければ対応いたします。
弊社事業ご紹介
代表取締役の情報親方®東野誠は、1998年頃からさまざまな業界で製品やサービスの取扱説明書制作に携わってきました。
これまで業界※1を特化せず、ハードウェアやソフトウェア、IoTやサービスの取扱説明書を中心にテクニカルドキュメント※2を、PreziやPowerPointを使ったプレゼンテーション制作を行ってきました。
そんな情報親方®が2015年に立ち上げた会社がPolaris Infotech 株式会社です。
取扱説明書制作でお困りの皆さん※3のために、自分のペースですが取扱説明書制作のノウハウを小出しにしていっています。
取扱説明書制作やコンサルティング、プレゼンテーション制作の案件ご発注は、下記までアクセスください。
すでに記事化しているコンテンツもあります。下記までアクセスください。
※1 ハードウェア(家電、複写機、自動車、大型二輪、建設機器、医療機器、美容機器、遊技機、産業機器等)、ソフトウェア(帳票、セキュリティ、通信等)、サービス(PaaS、SaaS、会議システム等)。200冊以上制作しています。
※2 テクニカルドキュメントは日本マニュアルコンテストに複数回応募し、受賞歴もあります。現在法人がテクニカルコミュニケーター協会の準会員です。
※3 取扱説明書制作の同業者やフリーライダーは対象にしませんが、有償にてコンサルティングや社員・技能育成を行っています。
ぜひお問い合わせください。
「情報親方®」「トリセツのトリセツ®」はPolaris Infotech株式会社の登録商標です。
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