ソロアーティストj-hope
BTSとしてではなく1人のアーティストj-hopeとして立ったステージ、ロラパルーザが終わった。
ただ一言で感想を述べるなら「魂を抜かれた」
これがソロアーティストj-hopeなんだ。
私は彼を見くびっていたのだろうか。
いや、そんなことはない。
彼が、想像を、遥かに遥かに超えてきた。
ソロアルバム発表の前後から、もともと細い身体が姿を見せるたびに目に見えて痩せていくのが痛々しいほどだった。
ソロアルバムのリスニングパーティーの様子を収めた動画では、パーティー開始前、とても不安そうな、少し泣きそうな表情で、大きくため息をつくホソクが映っていた。
ホソクの感じているとてつもない緊張感が画面を通して伝わってきた。
私はもうソロ活動への期待や喜びよりも
「本当に大丈夫なんだろうか…」
と心配ばかりが先に立ち、すっかり食欲がなくなるほどだった。
そんな中、始まったステージ。
あの、マイケルジャクソン伝説のブカレストLIVEを彷彿とさせる登場。
ソロアルバムの世界観そのままに、衣装も黒づくめで表情も硬かった前半と、
白の衣装にチェンジして、これぞj-hopeと思わせる明るいムードの後半。
持ち時間の少ないフェスだからこそ必要な、観客を飽きさせないメリハリの効いたステージ。
歌で、ラップで、そして多様な人種から構成されたバックダンサー達とのダンスで、見る者を楽しませる。
そしてなぜか、そこはかとなく感じるのは、祭りの高揚感というより、彼の真面目さ・誠実さなのだった。
この日、j-hopeは、ソロアーティストとして、ステージを1人で完結させることができるのだと世界に知らしめた。
きっとこの先、j-hopeはもっとすごいアーティストになる。
余韻はまだ抜けない。