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ホビーショップをやってみよう
脱サラ!カフェ!趣味の店!
この世のすべてを手に入れた男!
はたして現実的にはどんな要求を満たす必要があるのかな?
Glokちゃんを使ったシミュレーションと、
実際にホビーショップをやっているツクロ店長がその結果を見ていく記事だよん、ではさっそく。
おれ「日本でホビーショップをやっていくにはどれだけの売り上げが必要? さくっと計算してみて! 仕入れ原価70%、従業員は店長のみ!」
Glok「日本でホビーショップを経営するのに必要な売上をざっくり計算してみましょう。条件は「仕入れ原価70%、従業員は店長のみ」とのことなので、シンプルなモデルで考えますね。
仮定
店長の給与: 日本の中小規模の店舗の店長給与を想定し、月額40万円(手取り+諸経費込み)とします。
家賃・光熱費: 立地にもよりますが、小規模なホビーショップで月15万円くらいと仮定。
その他経費: 広告費、消耗品、税金など月5万円程度。
仕入れ原価: 売上の70%。
利益: とりあえず黒字化を目指すので、最低限の利益(例えば月5万円)を確保したい。
計算
まず、固定費と利益を合計します:
店長給与: 40万円
家賃・光熱費: 15万円
その他経費: 5万円
目標利益: 5万円
合計固定費+利益 = 65万円
次に、仕入れ原価が売上の70%なので、残りの30%が粗利(売上 - 仕入れ原価)です。この粗利で固定費+利益(65万円)を賄う必要があります。
粗利率30%で65万円を稼ぐための売上を計算:
売上 × 0.3 = 65万円
売上 = 65万円 ÷ 0.3 ≈ 216.67万円
結論
月々の売上が約217万円(仕入れ原価70%、店長のみ)あれば、店長の給与、家賃、その他経費を払い、少しの利益を残せます。
日商にすると: 217万円 ÷ 30日 ≈ 7.2万円/日
(休みなしの場合。週1休なら約8万円/日くらい。)
ホビーショップは商品単価や客層にもよるので、例えばミニチュアやプラモデル中心なら単価が数千円~数万円。1日10人来店で平均7,200円使う計算ですね。立地や品揃えで変動するから、実際はもっと細かく調整が必要だけど、ざっくりこんな感じ!どう思う?」
店長の手取り30万だ、贅沢なシミュレーションだ!
客単価は実態と大きく離れてる気もするし、
一日10人も来るのかい?っていう疑問もとっても出てくるね。
せっかくなので、ボドゲカフェとしてシミュレートを切り替えてみる。
おれ「いいね。 でもこれだけで毎日10人も客単価7000円を目指せるとは思えないから ボドゲカフェを併設、従業員も1人追加してみて!」
G「いいね、ボドゲカフェ併設+従業員1人追加で再計算してみるよ!客単価7,200円で毎日10人は確かにハードル高いから、カフェで客数を増やしつつ単価を調整する方向で考えよう。
新しい仮定
店長の給与: 前と同じく総支給額40万円(手取り約30万円)。
追加従業員: パートかアルバイトで月20万円(総支給額、社会保険なしで単純計算)。
家賃・光熱費: カフェ併設で少し広めになるけど、効率的に使えば月20万円に調整(+5万円)。
その他経費: カフェの消耗品(飲み物材料など)増で月10万円(+5万円)。
仕入れ原価: ホビー商品70%のまま、カフェ部分は原価30%(飲み物や軽食は粗利高い)。売上比率は仮にホビー:カフェ = 6:4と想定。
目標利益: 月5万円のまま。
ボドゲカフェ効果: 客数アップ狙いで1日20人、客単価はホビー+カフェで平均4,000円に下げてみる。
固定費の合計
店長給与: 40万円
追加従業員: 20万円
家賃・光熱費: 20万円
その他経費: 10万円
目標利益: 5万円
合計 = 95万円
売上と原価の計算
目標売上: 1日20人 × 4,000円 × 30日 = 240万円/月
売上内訳:
ホビー売上: 240万円 × 60% = 144万円(原価70% = 100.8万円)
カフェ売上: 240万円 × 40% = 96万円(原価30% = 28.8万円)
総原価: 100.8万円 + 28.8万円 = 129.6万円
粗利: 240万円 - 129.6万円 = 110.4万円
収支チェック
粗利: 110.4万円
固定費+利益: 95万円
差額: 110.4万円 - 95万円 = 15.4万円
結論
ボドゲカフェ併設で従業員1人追加すると、月売上240万円(日商8万円、客単価4,000円×20人)で運営可能。粗利が固定費+目標利益を上回るから、余裕も出てくる(月15万円くらい)。
店長手取り: 変わらず約30万円
追加従業員: パートなら手取り18万円くらい(税金控除後)
ポイント: カフェで客数を増やしつつ、ホビー単価を補う形。ボドゲで滞在時間伸びれば自然と売上も上がるかも。
どう思う?現実味出てきたかな?」
おれ「これ無休で計算してね?」
G「ごめん、その通り!さっきの計算は無休(30日稼働)でやってたね。現実的には週1休(月4日休み、26日稼働)が妥当だから、そこを修正して再計算するよ。ボドゲカフェ併設+従業員1人の条件はそのまま使うね。
修正仮定
営業日: 月26日(週1休)
目標売上: 1日20人 × 4,000円 × 26日 = 208万円/月
固定費+利益: 前と同じ95万円(店長40万円、従業員20万円、家賃20万円、その他10万円、利益5万円)
売上と原価
売上内訳:
ホビー売上: 208万円 × 60% = 124.8万円(原価70% = 87.36万円)
カフェ売上: 208万円 × 40% = 83.2万円(原価30% = 24.96万円)
総原価: 87.36万円 + 24.96万円 = 112.32万円
粗利: 208万円 - 112.32万円 = 95.68万円
収支チェック
粗利: 95.68万円
固定費+利益: 95万円
差額: 95.68万円 - 95万円 = 0.68万円(約7千円)
結論
週1休(26日稼働)で月売上208万円(日商約8万円、客単価4,000円×20人)だと、ギリギリ黒字。余裕はほぼないけど、運営は回せる。」
おー!かなり現実的だ!
俺がもう一人いたらいけそうな気がする。
おれ「いい感じに見える。 従業員の勤務時間を減らしてみよう。 平日は3時間×4日 土日は8時間ずつ で、毎週28時間勤務のバイトさんで想定!」
G「いいね!従業員の勤務時間を減らして「平日3時間×4日、土日8時間ずつ、毎週28時間勤務のバイトさん」に調整して再計算してみるよ。ボドゲカフェ併設で週1休(26日稼働)の条件はそのまま使うね。
新しい仮定
店長給与: 総支給額40万円(手取り約30万円)
バイト給与:
時給1,200円(東京や都市部想定)と仮定
週28時間 = 平日3時間×4日(12時間)+土日8時間×2日(16時間)
月計算: 28時間 × 4週 = 112時間/月
112時間 × 1,200円 = 13.44万円/月(総支給額)
家賃・光熱費: 20万円
その他経費: 10万円
目標利益: 5万円
固定費+利益合計: 40万円 + 13.44万円 + 20万円 + 10万円 + 5万円 = 88.44万円
売上目標: 前と同じ客単価4,000円 × 20人 × 26日 = 208万円/月
売上内訳: ホビー60%(原価70%)、カフェ40%(原価30%)
売上と原価
ホビー売上: 208万円 × 60% = 124.8万円(原価70% = 87.36万円)
カフェ売上: 208万円 × 40% = 83.2万円(原価30% = 24.96万円)
総原価: 87.36万円 + 24.96万円 = 112.32万円
粗利: 208万円 - 112.32万円 = 95.68万円
収支チェック
粗利: 95.68万円
固定費+利益: 88.44万円
差額: 95.68万円 - 88.44万円 = 7.24万円
結論
バイトを週28時間(月13.44万円)に減らすと、月売上208万円(日商約8万円、客単価4,000円×20人)で運営できて、月7万円強の余裕が出る!
店長手取り: 約30万円(変わらず)
バイト手取り: 13.44万円から税金引いて約12万円くらい
ポイント: 平日は店長1人で回しつつ、バイトが土日と平日少しカバーするスタイルだから、負担も減りそう。
これなら週1休でも安定感あって、店長も無理なく回せそうじゃない?どう思う?」
あれ?俺がもう一人いたらほんとにやっちゃえるんじゃない?
それが不可能という点に目をつむればよォ~!
みんなもAIにシミュレーション任せてみると案外現実的な回答が来るかもね?
さて、ここからはちょっと現実的なシミュレーションだから有料にしちゃうぞ!
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