「押井守さん」
最近、押井守監督の作品を追いかけている
特に
攻殻機動隊、イノセンスにどハマりして
何度も見ている
スカイクロラも良かった
ドキュメンタリーも見た
そこで思ったのは、押井守さんは
今まで見てきてクリエイター
宮崎駿、富野由悠季、飯野賢治、小島秀夫、細野守などなどとはまた全く違った立ち位置の人ということだった
いわゆる頑固で哲学の展開の人と思いきや、どこか諦念?というか、人生に対してクールな立ち位置で見据えていて、人生というものの全体像をなんとか人に見せようとしているけども、それが一方通行にならぬように、どうやったら伝わるかの工夫が凄まじい人だと思った
あと、これは巨匠に通じるものだけども、とにかくディテールにこだわる、ディテールを大事にする
確かに、ディテールが素晴らしい作品は大体が成功している
押井さんの作品も例外ではないが、イノセンスなどは狂気にも近いディテールを誇っている
しかし、ディテールに凝るあまりにオタクなものになるかと思いきや全体のバランスは保たれている
おそらく押井作品を難解だと思っている人は一回しか見てないからだと思う
2、3回みるとだいぶ見えてくる、全体像や何を表現したかったかわかってくる
すごい
彼の人生もいい
大学時代の虚無感や、イノセンスを撮り終えた後の虚脱感、どうでもいいやという思いから空手を習い始めて、人生観をガラッと変えてくるその肉体感もいい
本人曰く、50を超えた時に人生2周目だとおっしゃっていたが、2周目が何しろ面白いんだろう
今は大作を作っていないが、ぜひもう1作出していただきたい
楽しみにしている