[LAA]プロスペクト情報④
こんにちは!今回は連投でプロスペクト紹介の続きをしていきたいと思います。前回予告の通り、今回はチーム内の13位-16位のプロスペクトを紹介します。例の通りPipelineのランキングと前回の私の記事を掲載してい置きますので、ぜひご覧ください。
13.ジェレマイア・ジャクソン SS AA (22)
ジャクソンはエンゼルスの2018年ドラフト2巡目指名のショートストップ。チーム内トップ5に入った実績を持つトッププロスペクト。ショートながら非凡なパワーを持つ右打ち打者で、運動能力もとても高い。FanGraphsのポテンシャルでもローパワーは60、スピードは55ととても高い。一方でミート力の低さはとても深刻で、2021年シーズンまで4シーズン連続で三振率が30%を超えている。守備に関しても安定感がなく本来のポテンシャルを発揮できていない感が否めない。昨シーズンは課題の三振率の高さが大きく改善され21.9%まで下がり、壊滅的だった選球眼がある程度改善したものの、一方でホームランのペースは激減し打率も大幅に落とした。圧倒的なパワーという大きな武器を持った球団指折りのプロスペクトもどんどんプロスペクトランクを落とし現在では球団13位で、19年シーズンは65試合で23本を放ったパワーも階級が上がったからか鳴りを潜めてきてしまっている。23歳になる今シーズンはそろそろブレイクが求められて、球団側にも三振の多さと選球眼の低さを許容してもそのパワーを生かすか、三振減と選球眼向上にフォーカスするのかを決め打たなければいけない時期が来たかもしれない。
14.ネルソン・ラーダ CF ROK (17)
ラーダは昨年1月のインターナショナル・ドラフトで獲得したベネズエラ出身の17歳。左打ちの万能型外野手で、パワーはかけているものの高いアベレージを残すことができ、選球眼もプラスツール。17歳で成熟度は低いながらも球団別プロスペクトでトップ15にランクインしているほどポテンシャルがあり、入団前のインターナショナル・プロスペクトランキングでは全体29位にランクインしていた。スウィングスピードも速く、守備走塁もまずまずの好ツールであるといえる。現在17歳でまだまだ未知数の選手であることは間違いなく、まず2年目にどう転ぶか楽しみだ。
15.ワーナー・ブレークリー SS A (20)
2020年のエンゼルスドラフト4巡目指名のブレークリーは現在20歳のSS。圧倒的なパワーツールの潜在能力をもち、選球眼と運動能力も卓越している。ミート力はかなり未発達であるが、6"3'の長身を生かしたダイナミックなディフェンス、当たれば飛ぶバッティングは共に見ごたえ十分。ドラフト時は高校生で当時はオーバーン大学進学の予定があったもののエンゼルスが上位指名し、入団を決めた。粗削りなバッティングで失敗のリスクが高いことは懸念されていたが、潜在能力は抜群でメジャーのスラッガーになる可能性も秘めており、ハイリスクハイリターンで獲得をした。ドラフトイヤーはパンデミックによりプレーできず、案の定1年目のシーズンは粗削りさが目立ち苦しんだ、ROKで打率2割を切るなどいいところがなかった。しかし2年目には大きな進歩を見せ、打率.295で出塁率は驚異の.447をマーク。OPS.917、盗塁は55試合で24個と全体でみても素晴らしい結果を残した。そのおかげかアリゾナフォールリーグにも派遣され、結果を残した。3年目の今シーズンは本来のSSに加えて、2Bと3Bにも挑戦し自ら機会を増やそうと努力している。高いポテンシャルを持ちえ覚ましい成長を遂げるブレークリーが、これからもっと楽しみだ。
16.ランディ・デ・ヘスス CF ROK (18)
2022年のインターナショナル・ドラフトで、ラーダとともに目玉選手と目された外野手のデ・ヘスス。ラーダとは異なり大型なスケールでパワフルなバッティング、加えて積極的かつスマートな走塁がプラスツール。昨シーズンはROKで52試合に出場して7本のホームランを放ち、打率.272、OPS.829とプロデビューイヤーにしては上場の出来を見せた。守備に関しても、1エラーはしたものの4アシストでチーム貢献した。コンタクト能力に関してはあまり定評を得ることができていないがまずまずの力を持っている。契約金やプロスペクトランキングはラーダを下回っているものの大成した場合の楽しみはより大きいか。
ご覧いただきありがとうございました!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?