感情のままに骨髄バンクに登録してみた
水泳の池江璃花子選手の病気が発覚したのは、2019年2月8日だったようだ。
https://www.instagram.com/p/B8Ta2BLHTmj/?igshid=yyeh1xot10a9
世間に与えた衝撃は計り知れないが、東京オリンピックを前にして、病気を宣言され、向き合い、闘うことを決めた池江選手のショックは如何程だったか、想像すらできない。今回のインスタを見て、涙が止まらなかった。
ここまで前向きな姿をストレートに表現できるアスリートのパフォーマンスに感動した。
池江選手、ありがとうございます。
あなたの発信に、勇気をもらっています。
骨髄バンクに登録
時を同じくして、2月7日に骨髄バンクに登録した。たまたまと言っちゃえばそれまでだけど、わたしは運命だったと考える。
自分や家族の生まれた日には、その日まで健康でいることに感謝して、献血に行くことにしている。今回もそうだったのだが、献血に加えて、今回は骨髄バンクに登録することを心に決めていた。
そうだ、骨髄バンクに登録しよう!
なぜ、骨髄バンクに登録?
池江選手の発信や広島東洋カープの名球会投手、北別府学さんの闘病のニュースに影響されたのは間違いないけれど、最も大きいのは7年前にオジを急性骨髄性白血病で亡くしたことだ。
65歳のリタイアを前に、発病し、化学療法など生きるための治療に耐え、骨髄移植直前にカラダが悲鳴を上げてしまい、合併症により天国に旅立ってしまった。
リタイア後は、田舎に帰って米や野菜を作って送るから楽しみにしておけ、と話していた。
オジは大阪で暮らしていたから、遊びに行くと551の豚まんをいつも土産に持たせてくれた。
最後に話をしたのは、亡くなる1カ月前、病院に見舞いに行った時だ。無菌室で治療を受けていたオジは、意識が混濁した中でも喜んでくれ、振り絞るようにして、最上階のレストランでコーヒーでも飲んで帰ってくれと気遣ってくれた。
これも、運命なのかもしれない。
骨髄バンク登録の流れ
献血と同時に骨髄バンクの登録を申し込んだ。説明を受け、渡された冊子を読んだ。
骨髄移植できるのは、54歳までなんだ。知らなかった。自分の場合、もう10年もない。行動の遅さが悔やまれたが、ここから救える人がいればと前向きに考える。
手続きの書類を記入し、また別の書類を読む。カードを渡され、手続きとしてはこれで終わり。時間にして、約15分。その後、献血の採血と同時に、骨髄バンク登録用の採血をして、全て終了。
骨髄バンクに登録した感想
骨髄バンクに登録したことを家族に話すと、ダンマリしつつも、自分で決めたことに反対はなかった。
自分の気持ちは、、、
もっと早く登録すればよかった。
特別なことでもなんでもない。ドナー、移植となれば、入院や準備などたいへんなのかもしれないが、今考えても答えは見つからない。なるようにしかならない。健康な自分のカラダが、誰かの命をつなぐことができるなら、それだけでいい。自分がいいんだから、それでいい。
自分には到底できないことを、誰かが成し遂げてくれたとしたら、それを観ることができたとしたら、こんなにしあわせな瞬間はないだろう。
きっと、天国からみているオジも、いっしょに観てくれるだろうから。
特別な人間ではない、普通に生きている自分にもできること。
▼骨髄バンクを知ろう!
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