ラグビートップリーグ、ひと休み
1月12日に開幕したトップリーグ。約1カ月、各チーム4試合を戦い、観客数が早くも目標の半分、30万人に達したことが発表された。にわかパワー炸裂でますます盛り上がるトップリーグも、2月8・9日はお休み。第4節までのおさらいと第5節からの見どころに注目したい。
全15試合中4節消化で見えた力の差
まずは、4節終えた順位のおさらいから。
開幕から4連勝を続ける3チームが上位に並ぶ。
①パナソニック
②神戸製鋼
③東芝
4位以下に並ぶのは、
④ヤマハ
⑤クボタ
⑥トヨタ
⑦サントリー
1位のパナソニックと7位のサントリーの勝ち点差は、9と案外離れている。
ちなみに、トップリーグの勝ち点は、
勝ち=4
引き分け=2
負け=0
ただ、ここでもワールドカップで盛り上がったボーナスポイントが採用されていて、
(1)負けても7点差以内ならば、勝ち点1を追加。
(2)勝敗に関係なく、相手より3トライ差以上獲得したチームに、勝ち点1を追加。
引用https://sportsnavi.ht.kyodo-d.jp/rugby/stats/topleague/standings/
つまり、負けても勝ち点が加算されるケースもあるのだ。
4節終えただけだが、パナソニックと王者、神戸製鋼の戦いぶりは盤石で、抜きん出ている。大健闘は、日本代表主将のリーチ・マイケルがいる東芝だろう。
**東芝は二強に食い込めるか? **
東芝は開幕戦で、フェラーリ松島選手やキャプテン流選手がいるサントリーに勝ったその勢いで、4連勝中で台風の目となっている。
このまま勢いよくパナソニックと神戸製鋼を脅かせる存在となれるか注目だが、実は第5節からの対戦相手が恐ろしいことになっている。
第5節:パナソニック
第6節:神戸製鋼
第7節:ヤマハ発動機
第8節:クボタ
第9節:トヨタ自動車
現段階の上位チームとの対戦が毎週続く、死のロードになりかねないスケジュールなのだ。
ここで、勝ちを重ねれば、上位で優勝をうかがう位置にいられるだろうが、負け続けてしまうと一気に下位に、、、ということにもなりかねない。
5〜9節までは、東芝に注目すると、にわかファンも違う楽しみかたができるかもしれない。
上位を食うか、足止めを食らうか、東芝の戦いに注目だ。
https://twitter.com/jrtopleague/status/1226338516629540865?s=21
トヨタ自動車に注目!
東芝に注目と言いながら、私は姫野選手が所属する連勝中のトヨタ自動車に注目する。
開幕からヤマハ発動機、パナソニックに連敗して、一時は最下位にいたが、日野、ホンダに連勝してその勢いは止まりそうにない。
ナンバー8の姫野選手のパワフルさは健在。
スクラムハーフの茂野選手の巧みなパス出しからつながるボールを持った、ウイングのヘンリー・ジェイミー選手がスゴイ。ステップとスピード、パワーは見とれてしまう。
日本代表キャップ経験も持つ29歳。ワールドカップ大会での日本代表の活躍に歯ぎしりしていたことだろう。そのストレスをトップリーグのプレーで発散している。ジェイミー選手が絶好調のうちは、トヨタ自動車も上位チームを食う可能性は大だ。
第5節の対戦相手は、上位食いを狙うサントリー。松島選手とジェイミー選手の快足対決にも注目だ。
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