【勉強会レポート】“ライフサイエンスxビジネスを繋ぐキャリアとエコシステム作り”
JHIHでは、ヘルスケア・ライフサイエンス領域のスペシャリストをお招きし、毎月オンライン勉強会を開催しています。
2023年5月は、Newsight Tech Angels COOの黒田 垂歩さん( @TaruhoKuroda
)をお迎えし、「ライフサイエンスxビジネスを繋ぐキャリアとエコシステム作り」をテーマにお話しいただきました。
当日は40名のコミュニティメンバーが参加し、質問も多数お受けしました。勉強会でのまなびと参加者の声をご紹介します。
スピーカー
モデレーター
勉強会のまなび
▷主体的なキャリア作りの大切さ
ハーバード大学で研究されていらっしゃった際にボストンのエコシステムに感銘を受け、日本でも同様の仕組みを盛り上げるためにキャリアチェンジ・副業を通してアカデミア・起業・投資・大企業など様々なプレイヤーを繋ぐ独自のキャリアを構築。
▷バイオ・ファーマトレンド
2018年の薬価制度改革により日本の医薬品市場の縮小やドラッグロスなどが懸念されている
製薬企業のオープンイノベーションはアカデミアとの連携よりバイオテックへの注目が増している
そうはいっても第一三共さんのエンハーツやエーザイさんのレカネマブのように、大型新薬をまだ出せる日本の創薬力は素晴らしい!
これからは日本発のバイオテックが新興製薬企業“Emerging Bio Pharma”になっていく流れを作ることが、パンデミック対応&医療貿易赤字減少のために重要
▷ バイオのイノベーションエコシステムを盛り上げるために今後できること
プレイヤーの数をそもそも増やす
VC側も更にバイオ業界への理解を深める
エンジェル投資家をもっと広げる
ベンチャー・大企業の給与ギャップを埋める
Born Global、あるいは最初からGo to Globalなスタートアップを生み出すスキーム作りが急務
特にバイオ・ファーマの戦場はグローバルであり、日本だけで稼ぐビジネスモデルには限界あり
参加者の声
参加者の方々からいただいた声を一部ご紹介します。
次回の勉強会は6/16「パンデミック後に留学する意義」
次回は、University of California, San Francisco (UCSF) Assistant Professorの森岡 和仁さんに、「パンデミック後に留学する意義」をテーマにお話しいただきます。
森岡さんは東京大学整形外科に入局し、臨床医として研鑽を積んだ後、東京大学大学院に進学。東大医科学研究所に国内留学し、医学博士取得後、国立障害者リハビリテーションセンターで脊髄損傷の研究に従事。整形外科専門医を取得後、2012年よりカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)脳神経外科に研究留学し、Zuckerberg San Francisco General HospitalのBrain and Spinal Injury Center に所属。2020年に整形外科のAssistant Professorに就任し、研究の傍ら機器開発にも従事されています。
日本人研究者や医師のコミュニティを運営し、デジタル×整形外科のグローバル産学コミュニティ(DOCSF-JAPAN)、世界中の日本人研究者を繋ぐネットワーク(UJA)にも理事として携わっています。
当日は、下記についてお話いただきます。
学生・医師・研究者・企業家が渡米する意義
パンデミック後に留学する意義
ご興味のある方は、ぜひ Japan Healthcare Innovation Hub(JHIH)にご参加ください!
Japan Healthcare Innovation Hub(JHIH)について
JHIHは、ヘルスケア・ライフサイエンス分野でイノベーションに取り組む人たちの横の繋がりを強化し業界の活性化を目指すコミュニティです。
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