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クリーニング店の看板娘(推定60歳)

行きつけのクリーニング屋さんがあります。

パーのワイシャツを毎週出しています。いつもパートさんのようなおばちゃんが受付をしてくれるのですが、なかでも60歳くらいかなあ(もっと若かったらごめんなさいです)、おふたりのおばちゃんがとても愛想よく、親切にしてくれるので、パーとわたしの間で、おふたりのことを「看板娘」とよんでいます。

だいたいわたしが土曜か日曜に出しにいきますが、ときどきパーが自分でいきます。なので、おばちゃんたちは、わたしのこともパーのことも、よく知ってくれています。で、いつも事務的ではなく、なんだかんだとはなしをしてくれるのです。

パーがある日、

「あのクリーニング屋、おばちゃん2人いるやん。あのおばちゃんたち愛想いいよな。よくしゃべってくれるから結構楽しいわ」と言ったので、

「主人がそんなに言うてたって、今度言うとくわ。きっと喜んでくれるやろ」

と言うと

「うん、言うといて」

というので、本当にわたし、以前言いました。

「主人が、クリーニング屋さんのおばちゃんたち、よく話してくれるから楽しいわあと言ってました^^今後ともごひいきにお願いします^^」

というと、おばちゃんが

「わぁ、そんなこと言ってもらえるとうれしいです!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!」

と、とっても嬉しそうに言ってくれました。

いらんことかもしれんけど、喜んでくれたみたいだったので、言ってよかった、と思いました。

帰ってパーにクリーニング屋のおばちゃんにそう言ったことを言うと、

「えー、そんなこと言わんでいいのに」って言うので

(この前、うん言うといてって言ったよな)

と思ったけど、

「でもすごい喜んでくれてたよ」

と言いました。

それ以来、わたしが行っても、パーが行っても

「あ、そうだ(そうだではないけど)さん!」

と、とってもにこやかにしてくれます。そして、「このビニールは外したほうがいいよ~」とか教えてくれたりします。とても親切です。

パーがとりに行っても、わたしがそう言って以降、さらに愛想よくしてくれるようで

「今日は丸顔のほうのおばちゃんだったわ。あらー、そうださん!ってめっちゃにこにこしてくれたわ」

と笑ってました。

***

クリーニング屋の看板娘さんたちのおかげで、ささやかながら気持ちよくクリーニングを出すことができます。

別に、服がきれいになればそれでいいといえばいいんですが、お店っていうのはそれだけじゃないよね、と思います。

地域でのこういうふれあい、いいもんです。気持ち、とかこころ、とかがないと、なかなかお客さんが気持ちよくはならないもんだと思います。まさに服だけでなく、気分も気持ちよくしてくれるクリーニング屋さん、いいお店です。

接客はやっぱり、ココロだね!と思う、今日この頃です。

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