エッセンシャルワークVS事務仕事
いま、わたしはパートでパソコンを使った事務系のお仕事をしています。
が、以前は飲食店や介護の仕事など、わりに「エッセンシャルワーク」的な仕事をよくしていました。
両方を経験して、それぞれよいところと、うーん、というところがあると思うので、書いてみたいと思います。
人と接する仕事は「ありがとう」がやりがいに
いいところ:喜んでもらえるのでやりがいは得やすい
わたし、人と接するのが好きだと思います。話すのが楽しいし、なにより「ありがとう」とうれしいことばを直に聞ける仕事が多いからです。
スーパーで働いていたころ、一人のおばあちゃんがお肉売り場で品をみていました。
「一人じゃ多いのよねえ…」とつぶやかれています。
品出しをしていたわたしが、「お好きな量に減らしますよ!」というと、
おばあちゃんは「そんなの悪いわー」とおっしゃいましたが、パックを詰め替えるだけなので、お安い御用です。
「すぐできますからちょっと待っててくださいね」と言い、少ないパックにしてお渡ししました。
おばあちゃんは「ありがとう!こんな面倒なこと悪いわねえ、ほんとにありがとうねえ」と嬉しそうにしてくださいました。
めちゃくちゃ忙しい時間でなかったのでできたことではあるんですが、ほんの少しのことで、こんなに喜んでもらえるなんて、わたしもとてもうれしくなりました。25年ほど前の話ですが、いまだに覚えています。
わるいところ:体力的にきつくお給料お安め
やっぱりほとんど立ち仕事だから、しんどいです。若いころは全然そんなこと考えなかったですが、さすがに最近は、体力的にあまりきついと続ける自信が…。「いまはできるけど、いつまでできるかな」なんてかんがえてしまいます。
また、どうしても時給とか安いです。時給が最低賃金に近いところも多く、社員さんの労働環境とか、どう考えてもおかしいだろそれ、ということがわりとあります。
大企業ならまだしも、あまり大きな会社でないと、ブラックです。あれはなんとかならないのでしょうか。
事務系仕事はきれいで体力的にラク
いいところ:きれいでラクで給料多め
事務系のお仕事を最近はじめてみましたが、やはり、オフィスで働くというのは、以前介護をしていたこともあって、「きれいな仕事だなあ」という印象です。手をほとんど汚すこともなく、女子から人気なのもうなずけます。
基本的にはやはり座っての仕事なので、パソコンを見ていて肩こりや目の疲れ、といったことはありますが、まあちょっとおばさんにとってはラクなほうだと思います。
体を動かしているほうが、気分的にラクというときもありますが、全体的にみるとやはり体力はつかいませんし。
また、そのわりにお給料は多めのようです。
以前、介護をやっていたころと同じか、それ以上のとき(土日など、時給が少しアップするのです)もあるので、「絶対介護のほうが大変だし、給料高くすべきだと思うけどなあ…」なんて思いながら、働いています。
わるいところ:いまひとつやりがいが感じにくい
いままで接客などが多く、お客さんから直接「ありがとう」と言われることが多かったです。
でも、会社のオフィスでは、人の役に立っている、という実感がいまひとつわきません。
仕事なので、だれかの役には立っているのだろうとは思いますが、直接喜んでもらえることがない、というのは、やりがいとしては少ない気がします。
全然そんなの気にしない、効率的に稼げればいい、という方ならいい仕事だと思いますが…ちょっとわたしにとっては、残念ではあるのです。
仕事以外でも「ありがとう」と言われることを
そういうわけで、どんな仕事もいいところと、ちょっとなあ、というところがありますが
いまのところは、まだ始めて日にちが浅い仕事なので、事務のお仕事を頑張っています。
人と接したいとか、やりがい、とかいう点で残念に思っている点については、仕事に限らず地域とか、学校といったできる範囲で誰かのお役に立てることがあるはず、と考えるようになりました。
なにかしら、「ありがとう」と言ってもらえることをしていきたいなあと思う、今日この頃です。