ありがとうの違和感。
「当たり前じゃないんだから感謝しなさい」
「してもらったらありがとうと言いなさい」
日本人であれば、どんな境遇で育っていても少なからず親や先生、出会った大人に言われたことがあるはずだ。
ありがとうございます。って言わされると感謝の気持ちが分からなくなる。気がしてきた。
言い方を悪く言うと、「ありがとうって思え」っていう指導は傲慢なのかなって。
相手がしてほしいことと自分がしてあげたいことは一致しないかもしれない。
というより、ほぼ一致しないと思う。
してあげたいことをすることは単なるエゴだ。
だから、相手がどんなことをしたりされたり嬉しいのか聞いてみる。想像してみる。
これは僕もそうだけど意外とめちゃくちゃ難しい。
だって、相手のことを想像しない方が楽だからね。
人間は変化を嫌う生き物だし、今まで起きた過去や経験から未来や今を決め付ける。
人それぞれしてきた経験や知ってることは違うわけだから、
表面上の姿や言葉を聞いて、決め付けないことだね。
それができたら一歩ステージが上がってるよ。
でも、当たり前に感謝できるのは当たり前を失ってから。
人間は当たり前すぎたり平和すぎるとよく分からなくなる。
だから、目の前で不幸が起きたり、戦争が起きる可能性もある。
だから、当たり前に感謝しなさいって言えるってとても素敵な経験をしているから言えるかもしれない。
当たり前じゃない。