“Hope Together“
東京ホライズンチャペル 粟野めぐみ師
“約束してくださった方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白し続けようではありませんか。" ヘブル人への手紙 10章23節
昨年の2月27日。やっとの思いで、延期後の再開にこぎつけたJGCFコンサートも、ディレクターだけのオンラインコンサートが精一杯でした。
それでも開催できたこと、その祝福はとてつもないほど大きかったのですが、画面越しにコンサートを観るクワイアメンバーにも、次は一緒に歌える希望を伝えたいと祈り願っていたら与えられた、今年の5月14日のどりーむホール!
また、みんなで一緒に歌える!そんな期待に心躍らせていました。
しかし、まさか、今年になって蔓延防止が発令されるとは誰が思っていたことでしょう。しかも、感染者は去年の類を見ないほどの数。希望のはずの5/14は大きなチャレンジとなりました。出演するクワイアもメンバーも予測がつかないまま準備が始まり、本当に開催で良いのかという思いがよぎる瞬間もありました。
そんな時に、与えられたテーマが”Hope Together”!「共に希望を」でした。
“約束してくださった方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白し続けようではありませんか。" ヘブル人への手紙 10章23節
希望を失いかけていた時に、今こそ、希望を持って、共に希望を語るのだと主は教えて下さいました。
このみことばの中で、希望の奥義が3つ語られています。
1、約束してくださった方は真実な方
それはイエス様のことです。イエス様の別名は「栄光の望み」です。ご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのために、新しく生きる道を設けて下さった方です。そのイエス様を主と告白すると、信じる者のうちに入り、生き始めます。
ですから、自分の力ではない、イエス様の助けと力によって、生きることができるのです。これこそ、信仰者に与えられる最大の希望です。イエス様ご自身が希望なので、私たちは希望を持つことができるのです。
「神は聖徒たちに、この奥義が異邦人の間にあってどのように栄光に富んだものであるかを、知らせたいと思われたのです。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。」コロサイ人への手紙 1章27節
2、私たちは動揺しない
希望が生み出されるためにはプロセスがあるようです。まるで希望とは思えないことが起こっても、そこから希望が生み出されるのだとパウロは教えています。
「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。」
ローマ人への手紙 5章3~5節
患難から忍耐することが生み出され、忍耐から練られた品性が生まれ、希望が生み出される。練られた品性とは、しぶとく、諦めない性質のことで、そこから生まれる希望は失望に終わることがないほどの希望なのです。ということは、患難があるから希望が持てないという理由は成り立たないし、逆を言えば、私たちはどんな状況でも希望を持つことができるということです。パウロが、患難さえも喜ぶと語れるのは、この希望の本質を知っているからです。動揺せず、諦めず、喜ぶことで、希望が見えてくるのです。
3、希望を告白し続ける
希望はただ、心の中で思っているだけではパワーを失います。ゴスペルを歌うということは、希望を口に出して、告白することです。しかも、どの歌も、どのことばも、どこを切っても、希望のことばばかりです。このことばを練習で、コンサートで何度も唱えます。何度も告白します。しかも、一人ではなく、多くの方々と、初めて一緒に歌う方々とも、共に声を合わせ、心を合わせて希望を告白しているのです。
上記のみことばの後、ヘブル人への手紙 10章24~25節は
「また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか。
ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。」
と続きます。
希望を告白し続けること、愛し合うこと、集まること、励まし合うことが大切だと書かれています。
まさに、JGCFの働きそのものですね。
現在は、北は北海道、南は九州からも、そして、海外からも、府中の森芸術劇場どりーむホールに人々が集まってきています。
希望は失望に終わらないことを実感しています。
5/14は共に、「希望の主」をほめたたえ、希望を告白していきましょう!!
"どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。"ローマ人への手紙 15章13節
“Hope Together !“