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【JPT社員キャリア対談 第3回】「障害」ってなんだろう?それは働くうえで壁になること?

こんにちは、アンバサダーのうめちゃんです。
過去2回にわたって JPT社内で開催した「キャリア対談」を お送りしてきました!
今回は障害を持ちながら働く皆さんを支えている管理部門のお二人にお話を聞いてみました。

全3回のうち、今回は第3回をお送りします。
・【JPT社員キャリア対談 第1回】障害について笑いも交えて話せるって素直にいいな!(←企画目的や概要はこちらから)
・【JPT社員キャリア対談 第2回】自分にない特性や共通した特性の共有ができてよかった!
・【JPT社員キャリア対談 第3回】「障害」ってなんだろう?それは働くうえで壁になること?(※本記事)

<執筆者:うめちゃん>
・3人の子をもつ働く母、現在育休中
・趣味は時間管理、模様替え
・家族に障害をもつ者がいることから「障害者雇用」に関心があり、JPTにボランティアとして参画中


対談者のプロフィール

(長尾さん)
・CTO(最高技術責任者)として、業務の核となる技術に関する意思決定や社員教育、案件の管理・遂行など(技術の名の付く大体)を担当。 
・2023年4月本社よりJPTへ出向。
(かなさん)
・人事、広報をはじめとするバックオフィス業務全般を担当。
・自身もJPTアンバサダーを経て、2024年4月JPTへ参画。

内容紹介

キャリア対談の一部をご紹介します!

-本日の意気込み

(かなさん)長尾さんとは、業務上毎週顔を合わせていますが、こうやってゆっくりお話できる機会は貴重なので、長尾さんの知られざる一面を聞くのが楽しみです。

(長尾さん)こんなに若いタイミングでCTOという管理職になったものの、今後のキャリアをどう描こうか日々考えているところです。かなさんとの対談を経て、何かヒントを得られたらと思っています。

-JPT入社までのキャリアについて

(長尾さん)「仕事で海外赴任する」「でっかい規模のものをみんなで作る」ことがカッコいい!という憧れから日揮へ入社しました。海外プラント建設のプロジェクトに携わり、海外赴任の夢を果たすなど、入社当初の憧れを叶えることができました。
その後、配置転換によりDX担当に抜擢され、社内の改善業務がメインになりました。
その頃から、与えられる仕事だけではなく、「自分が面白いと思うアイデアを実現したい!」と考えるようになったことをきっかけに、データサイエンスを学ぶスクールに通ったり、社外コンペに参加するなどしました。そこで得たことを自身の業務にも活かすことができ、良い循環が生まれたと思っています。
次第にやりがいや手応えを感じ始めていた矢先、JPTの前社長より声をかけられ、JPTのCTO(最高技術責任者)に就任することになりました。

(かなさん)学生時代からの憧れであったホテル業界へ新卒で就職しました。その後は自身のスキルアップやライフスタイルに合わせ転職しつつも、自分の強みを活かしながら責任ある仕事を任せてもらえるなど、順調にキャリアを進めていました。
しかし、30歳のときに大病を患い、働きたくても働けない現実に直面したんです。自分の中で描いていたキャリアと現実とのギャップに葛藤した期間がありました。そこで、自分の人生を見つめ直すため、育休中にボランティア(アンバサダー)としてJPTに参画しました。
その後、JPTの掲げているミッションが私の思い描く将来像と重なったこと、自分のやりたいことや働く環境が希望と合致していること、「働きたくても働けない」という葛藤を乗り越えた経験を誰かに役立てたいという想いから、ご縁あってJPTへ入社することになりました。

-今後のキャリアの展望について

(長尾さん) まずJPT全体としては、現在のステークホルダーは社内(親会社)が主なのですが、今後は社員の高い技術力を活かして社外にも価値提供をしていき、JPTのさらなる発展に寄与したいです。
個人的には、JPTに入社したことがきっかけで、「障害」という言葉の捉え方に変化が表れ始めています。障害とは、必ずしも身体的・精神的なものだけでなく、育児・介護・病気など、社会で働くうえで壁になることが「障害」となるのだろうと考えるようになりました。そのような社会問題に対して、自分なりの切り口で面白く解決していけたらうれしく思います。

(かなさん)個人としての話になりますが、今一番関心のある人事労務系の業務を極めていき、キャリアの軸にしたいと考えています。将来的には、国家資格の取得にも挑戦したいと思っているので、その知識を業務にも活かせたらいいですね。今とはまた違った景色を見ることになるのが楽しみです。
また、アンバサダー制度の構築・強化も今後の課題だと思っています。現在アンバサダーのマネジメントに携わっておりますが、参加してくださる皆さんのモチベーションの高さに驚いています。
一方で、JPT側の体制がきちんと構築されていない現状も把握しているので、安定的にアンバサダーの方に入っていただくために、制度の構築に力を入れていきたいです。私自身もアンバサダー出身ですが、同じようにキャリアに悩む人たちのよき相談相手になれたら嬉しいですし、アンバサダーの方々とは価値観や考え方、環境(育児中であるなど)が近いと感じていて、私自身もたくさんの気づきや刺激を受けているので、一緒に成長していけたら有難いです。

第3回を終えて(うめちゃん所感)

アンバサダー活動を通じて、JPT社員の方々には「ないものは自分で作る」というマインドが根付いていると感じました。(個人事業をスタート、JPTという特例子会社設立など)

正直、JPTのミッション「障害の有無に関わらず、全ての人が対等に働ける社会の実現を目指す」の前半部分である「障害の有無に関わらず」という言葉の意味が、いまいちピンときていなかったのですが、今回の対談を受けて(かなさんの「働きたくても働けない」経験や長尾さんの「障害」の定義を聞いて)、ようやくイメージすることができてきました。
かなさんの場合は、心身的な障害はありませんが、社会で働くには病気や育児が障害(=壁)となってしまった現状があり、そのような壁は周囲から見えないように振る舞わないと、社会では「公私混同している」「仕事ができない」と言われるように感じました。

私自身、まだ今後のキャリアについてはっきりと見えずにいますが、この対談を通じて「壁があっても大丈夫」、「壁越しに寄り添える社会」を実現できたらいいな、と考えるようになりました。また、少なからず私の興味は「障害者」だけではなく、「壁がある人たち」なのかな、という新たな発見もありました。

各回、社員の皆さんのキャリアを聞くことを通して、私は考え方や価値観に広がりを持つことができました。こちらが感謝する立場であるのにもかかわらず、事後アンケートで皆さんが私に感謝してくださり、JPTの素直に相手に感謝を伝えられる風土や相手を思いやる温かい雰囲気が素敵だと思いました!

最後までお読みいただきありがとうございます。
3回にわたってお送りしてきたキャリア対談の内容が、読者の皆様のお役に立てたら幸いです。それでは、またお会いしましょう~!(おわり)


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