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中途採用市場は「ジグソーパズルのピース」を探している

JPTの目指す働き方を皆さんにもっと知っていただくため、社長の成川へインタビューしてきました!

その第一弾として「得意を強制しない、不得意を矯正しない」というテーマで、4つの記事に分けてお送りします。

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今回は「中途採用市場は『ジグソーパズルのピース』を探している」と題して、成川が現在の採用市場の課題だと感じている点を掘り下げていきます。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

ーーJPTは「働く人を矯正しない」ことを大切にしていますよね。どういう意味でしょうか?

まず、「仕事」というものを考えます。

会社として、プロジェクトとして、チームとして、どんな形でもいいのですが、ある一定の期間にある成果を出すという約束が「仕事」というものだと僕は捉えています。

その約束に対して、お客様が対価を支払ってくださると。

仕事を大きな長方形だとして、その面を社員たちが埋めていくというイメージをするとわかりやすいかもしれません。

僕たちは人間ですから、誰もが(例えば正方形のように)同じ形をして長方形を作っていくことはできませんよね。

当然みんな得意や不得意があって凸凹がある。なのでそれをうまく組み合わせることで、ジグソーパズルのピースのように長方形を埋めていこうとする。

つまり、適材適所というやつです。

ーー適材適所、難しいけれど重要なことですよね。人事が一番苦労するところではないでしょうか。

そう、本当に難しいんです。

みんながジグソーパズルのピースように仕事をする会社は、強い組織、良い組織のあり方のたとえとして用いられることが多いですが、完璧な適材適所を継続的に実現できている組織なんて実際にはないような気もします。

みんなどこかで、隣り合ったピースに自分を合わせるためにちょっとずつ無理をしているふうに僕には見える。

もしそのパズルのピースが一つ欠けたら、そこを埋めるのは同じ形をした人じゃないといけない、ということになります。

中途採用市場で起こっているのは、そういうことじゃないかと思っています。

「○○と○○の経験が何年ある人にこのポジションを任せたい」というふうに、スキルや経験年数を基準に求人を出してはいるものの、
実際には抜けたピースの凸凹のように言葉では言い表せない採用のストライクゾーンがある。

そしてやはり、100%同じ形をした人間はいないわけだから、またちょっと自分の形をねじ曲げてピースにはまらざるを得ないわけです。

実際に僕が中途採用を担当していたときも、入社したものの合わずに短期間で辞めてしまうミスマッチもよく見てきました。

得意なことをそのまま業務に活かせる場所は少なく、不得意なことをなんとか改善しながら働いている。
だから欠点が少ない人が活躍しやすく、評価もされやすい、というのが一般的です。

ーー仕事だからある程度仕方ない、と割り切っている人も多いんじゃないでしょうか。

それでなんとかなる人はそれでいいかもしれません。

でも、たとえば障害を持った人のように、
得意や不得意の”いびつ”さの程度が平均的なそれと比べて大きい場合、合わせること自体にかなり無理が出てきてしまう。

だから実際には、障害者雇用といっても「凹凸が少なく、柔軟に合われられそうな人」の取り合いになってしまう。

障害は、まさにその”いびつ”さゆえに生きづらさや働きづらさを感じる水準を超えていること、なんですけどね。ここに矛盾があるのだと思います。

だからこそ、JPTの目指す働き方は、その”いびつ”さをとことん受け容れるということをベースにしています。

→次回「仕事の穴は液体で埋める(社長インタビュー第1弾・2/4)」に続く

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