勉強会報告 開発中のLinux学習用ゲームが"ゲーミフィケーション"しているか意見ください~会員7月勉強会
こんにちは。「世界を神ゲーに。」するゲーミフィケーション賢者Lv98のきっしーです。
7月25日(火)20時より、オンラインZoomにて、日本ゲーミフィケーション協会 会員向けの月例勉強会を開催しました。テーマは「開発中のLinux学習用ゲームが"ゲーミフィケーション"しているか意見ください」。話し手は、ほーさん。参加は会員6名(初参加2名)で、時間は1時半ほどでした。
前半は、ほーさんより、お話し。
自分自身はプログラマーなのですが、マウスやグラフィックを使ったGUI(Graphical User Interface)から入ったもので、Linuxを学ぶときに、キーボードと文字列の CLI(Command Line Interface) には大いに戸惑いました。
その時に思ったのが、「Linux CLI 画面って、テキストアドベンチャーゲームに似ているなあ。」と。
そこでCLI操作初心者のための、CLI画面風のテキストアドベンチャーゲーム「sleep-hnow」を開発しています。秋の東京ゲームショウに出展予定です。
初めての学習用ゲーム開発なので、中身が"ゲーミフィケーション"しているか、会員の皆さんに実際に試してもらって意見ください。
その後、皆で、「sleep-hnow」を実際にプレイしながら、ゲーミフィケーション6要素に関して、6段階での評価づけをしてもらいました。
①能動的な参加(能動的に遊びたい)
②達成可能な目標設定
③賞賛の演出
④即時フィードバック
⑤成長の可視化
⑥独自性
●参加者の「今日の学び・印象に残ったこと」
プログラム経験者
・まずは、ほーさんのチャレンジが素晴らしいと思いました。
分野は違いますが、普段開発を行っている身としては、使うより作るのは難しいのは理解でき、それでもチャレンジしていく姿勢は見習いたいです。
まだ発展途上のゲームだと思うので、これから少しずつブラッシュアップしていただきたいです。
・(初参加)今回初めて参加させて頂きましたが、システム開発系以外の方々の意見が
非常に参考になりました。また、ゲーミフィケーションの難しさも再認識したので学ばせて頂きます。
・ゲーム制作でまず通る第一歩は、「プレイヤーは、自分の想定外のところでつまづく」ということです。でも、トライ(改善する)アンドエラー(またプレイヤーがつまづく)を繰返してクオリティを上げていくのがゲーム制作なのです。東京ゲームショウに出展するとのことなので、みんなで協力してより良いゲームにしていきましょう。
プログラム未経験者
・普段ゲームをしないので、実際に操作しながら体験できたのは楽しい経験でした。躓いたときにどう助けてあげるかを想定しておくということが大事というのを改めて実感しました。トライ&エラーを繰り返してブラッシュアップしていくことに心折れないでやり続けるということのアドバイスも心に刺さりました。
・(初参加)分野が全く違っていて理解できなかったのが申し訳なかったです。でも、こういうことをしている人たちがたくさんいるんだろうなぁと、
感心しました。
ゲームを作るのはすごく細かい仕事になると思いますが、実際に完成したものをまた披露していただきたいです。
●話者の「今日の学び・印象に残ったこと」
6名の方にゲーミフィケーション6要素評価をしていただき、結果は下記となりました。
平均他者評価(0-6点) ゲーミフィケーション6要素
①能動的な参加(能動的に遊びたい):2点
②達成可能な目標設定:1.4点
③賞賛の演出:2.6点
④即時フィードバック:3.8点
⑤成長の可視化:1点
⑥独自性:2.6点
...評価が思ったより辛口で驚きましたが、同時に暖かく有益なフィードバックも頂きました。具体的な改善ポイントも認識する事ができたので、少しでもゲーミフィケーション6要素を満たせるように改善をしていきたいと思います。
以上、有意義な勉強会になったようです。
当日参加できなかった会員のため、1ヶ月間動画を公開しました。8月はお休みで、次回の9月のテーマは、「ゲーム機を利用した高齢者の運動環境作り 仲間募集中!」を予定しています。
前回の開催報告 勉強会報告 食・住・遊をゼロから創る「リアル村プロジェクト」アイディア募集~会員4月勉強会
https://editor.note.com/notes/n74047c230ab3/edit/
(おわり)
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執筆:日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者 きっしー(岸本 好弘)