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【2024/2/18追記】北陸新幹線の「TRAIN DESK」を使って、「S Work車両」と比較してみた


出張で「TRAIN DESK」を使ってみた

先日、長野に出張で行ってきました。最近仕事をしていると問い合わせがよくやってくるので、新幹線の車内でも仕事になりそう、と感じた私。そこで、JR東日本が展開している「TRAIN DESK」を使ってみることにしました。
「TRAIN DESK」とは、普通車指定席が設定されている東北・北海道・上越・北陸新幹線(こまち・つばさ・つるぎを除く)にあります。東北・北海道新幹線は7号車、上越・北陸新幹線は9号車にあります。なお、平日のみの運用です。

予約した時には「何もないといいんだけどなぁ」などとのんきなことを考えていましたが、当日になったら新幹線に乗る直前に「クレームが来ている!」と問い合わせが。案の定、新幹線の車内で仕事をすることになりました。

大宮から乗りました。

長野へ向かう新幹線は「はくたか」号。指定した席に着くと、こんな感じでした。うん、いつものE7系。

通常の車両との違いは、前ポケットに「TRAIN DESK」の注意書きがあることぐらい。
こちらが注意書き

お昼時に乗車しましたが、車内はほぼ満席。私は3列シートのA席に座りましたが、B席とC席の人はひたすらスマホを眺めていました。私はクレームの原因を探るためノートパソコンとにらめっこ。程なくして原因が判明。チャットツールで同じチームの人に助けを求めながら、申告してくれた人に原因を伝えることができました。

トンネルを抜けたら、そこは軽井沢であった(通過)

車内は、かすかにパソコンの打鍵音はするものの、会話はほぼなし。静かではありました。E7系は全席コンセント付きなので、ちゃんとノートパソコンを充電しながら使うことができました。静かだし電源がきちんと確保できるのはいいのですが、物足りないなぁ、と感じてしまいました。

というのも、昨年秋に東海道新幹線の「S Work車両」に乗っていたからです。

「S Work車両」は快適すぎる

「S Work車両」とは、東海道・山陽新幹線の7号車に設定されている、ビジネスパーソン向けの車両です。

この車両最大の魅力が、一部の3列シートにある「S WorkPシート」です。いわゆるB列にパーテーションが置かれ、1.5席分使えるのです。通常の座席+1,200円で利用することができます。パソコン利用者としては、パーテーションありはめちゃくちゃありがたい。

見よ、これが「S WorkPシート」だ!
ドリンクホルダーと荷物置きにも使えるスペースが使えます。

また、きっぷの代金とは別料金にはなりますが、ビジネスブースもあります。私は名古屋に出張した際に利用しました。新幹線に乗車している時間にオンライン会議があったので、このブースで参加しました。他の参加者に聞いてみましたが、普段と同じと言われたので、うるささは感じなかったようです。
※2024/2/18追記
2024年2月現在、ビジネスブースがあるのは一部のN700S編成のみとなります。乗車前にJR東海のホームページでご確認ください。


以前は喫煙ブースだったところです。
最大2名まで使えます。

また、地味にありがたいのが「S Work車両向けのWi-Fiサービス」があること。スピードテストで計測しましたが、通常の新幹線フリーWi-Fiと比べて下り速度が速かったです。

比較してみた

というわけで、比較してみました。

  • TRAIN DESK(JR東日本)

    • メリット

      • 通常の指定席料金と同額で静かな環境を使える

      • Web予約だけでなく、窓口でも予約できる

    • デメリット

      • 座席は通常通り

      • パーテーションはない

      • 平日のみ

  • S Work車両(JR東海・西日本)

    • メリット

      • パーテーションありの席がある

      • (一部の編成&有料だけど)ビジネスブースも使える

      • 車両専用のフリーWi-Fiが快適

      • 土日祝日も使える

    • デメリット

      • 「エクスプレス予約」または「スマートEX」の会員になる必要がある

      • パーテーションありの場合は通常の料金+1,200円かかる(出張の場合、会社への経費請求が難しいかも?)

それぞれ一長一短ありますが、移動中も仕事をする必要があったり、静かな環境が好きな人にとってはどちらもいいサービスです。機会があればお試しあれ。

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