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なぜ写真を撮るようになったかという話1

 今から13年くらい前だっただろうか、コンパクトデジカメを親に買ってもらった。中学入学間近の3月だったと思う。初めてのマイカメラだった。

 私は旅行好きの親父の影響で、幼いころから色々なところに連れて行ってもらっていた。当時は埼玉県に住んでいたため、よく北海道や東北方面に出かけた記憶がある。小さい頃は一緒に旅行していたが、小学校の中学年ころからは一人で出かけることが多くなったと思う。なぜ一人で出かけるようになったのかと言われれば、やや記憶はあいまいだが、おそらくその頃から「旅行=鉄道に乗る」という図式が私の中に完成していたからだろう。つまり、大人ならば普通は鉄道に乗るだけの旅行なんざ御免だろうが、小さかった私にしてみれば、旅先の観光地を回る旅行なんざ御免であって、ずっと鉄道に乗っていたかったということである。だから、そんな人同士、一緒に旅行なんかできませんよということである。まあ、それとは別に社会勉強させたいという意図もあったとは思うが。とにかく、一人で出かけるようになった。

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 小学生ながら一人で色々なところに行ったと思う。今でも覚えてるのは、小海線に乗って野辺山駅を見に行ったことや、新幹線を端まで乗ってみたくて新潟、秋田、山形、八戸まで行ってみたこと、青森から秋田に行くのに遠回りしたくて五能線に乗ったことなどなど…

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 そうこうしているうちに、旅先で出会う、旅人たちが持ってるカメラに興味を惹かれ、親にカメラをねだった。多分そんな感じだったと思う。

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 そしてそれからというものの、(もう読者は私が鉄ちゃんであることに気が付いているだろう)鉄道の写真を撮りまくるようになった。これが何系で、どこ行きで、機関車がいつもと違って…なんて大体の人にはどうでもいい動機なのだが、とにかく撮りまくった。続く。

挿入した写真は2008年頃撮影。

 

 

 

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