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新聞報道の罠
今朝の新聞に23年度のコロナ死者が32,576人でインフルエンザの15倍と報道がありました。
多いと感じますか?少ないと感じますか?
23年度の死因別年間死者数で8位とあり、治療薬や入院費の補助などの公的支援を再開すべき。といった論調になっています。
コロナの特別扱い感が気になりちょい調べてみました。
新聞での報道内容
23年度のコロナ死者が32,576人でインフルエンザの15倍
23年度の死因別年間死者数で8位。
治療薬や入院費の補助などの公的支援を再開すべき。との識者の意見掲載
23年度死因別死者数
厚生労働省から『人口動態統計月報年計の概況』という資料が公開されています。
死亡者数は157万5936人で、出生者数の72万7277人の倍以上となっていて人口減まっしぐらですね。
この資料を見ると:
悪性新生物 38.2万人
心疾患 23.1万人
老衰 19.0万人
脳血管疾患 10.5万人
肺炎 7.6万人
誤飲性肺炎 6.0万人
不慮の事故 4.4万人
新型コロナウィルス感染症 3.8万人
腎不全 3.0万人
アルツハイマー病 2.5万人
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ガンの死者の10分の1程度だということが分かります。
また、インフルエンザの15倍と言っていたので、インフルエンザは、死因全体の0.16%程度と考えられます。
いつもコロナの報道には、違和感を感じていたのですが、情報の偏りというか何らかの別の意図を感じてしまいます。
気づいたこと
論調をつくるために都合のよい数値を使うのは当たり前だと思っていますが、自分の意志で判断するためには「一次情報」にあたって自分で分析し俯瞰し判断することが大事だと思います。
同資料に年齢構成別の死因のトップ5も掲載されていました。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/h7.pdf
お年寄り(65歳以上)の死因トップ3は、次のようになりコロナは入ってませんでした。
悪性新生物
新疾患
脳血管疾患
しかし、一番衝撃を受けたのが、10代~30代の死因トップ1が「自殺」だということです。40代の死因の2番目も「自殺」となっています。
厚生労働省の「自殺対策白書」によると23年度の自殺対策予算は、29.8億円が計上されています。
一方で、厚生労働省の「令和5年度予算概算要求の概要」では、コロナ・ワクチン関係で、140億円が要求されています。
今の日本、これからの日本を支える年代の人たちへのサポートをもっと充実してほしいと感じました。
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