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強力なバネとの戦いとお別れの器具【大人の歯列矯正日記#13】

大人になってからの歯列矯正の記録です。これまではマガジンにまとめています!

前回書いたのが8月末なので、結構久しぶりの投稿になります。

というのも、前回の最後に書いた通り、特に治療内容が代わり映えしないため書くこともなく...ただ、毎月歯医者に行くごとにワイヤーは太くなっています(笑)

ですが先月、新しい治療方法に入り、さらに矯正が進んだので記録しておきます!

前歯を入れるための隙間を作る

上段は歯のガタガタより、歯の回転が問題だっため、おおよそ治療が完了してきました。

一番の問題である、下段の前歯。前後に重なっているため、どうにか正しい場所に戻してあげなくてはいけません。

つまり、それは前歯が入るスペースを作るということです。

どうやって隙間を空けるのかな〜と考えていたのですが、なんと使うのはお馴染みのワイヤーではなく「バネ」でした!

正式名称は「コイルスプリング」というらしいですね。思いっきりメーカーのサイトですが、わかりやすいのでリンクを載せておきます。

用途は歯と歯の間を空けること。まさに今の私の治療にぴったり!

このコイルスプリングはただのバネなので、縮めた状態で歯と歯の間に入れると...当然、元に戻ろうとしますよね。

その力を利用して歯と歯の間を空けよう、というすごく単純な器具です。

ただし、このコイルスプリング、とにかく痛い!!!

かなり強力な力でバネが戻ろうとしているのか、歯がぐいぐい押されている感じがすごくわかります。付けた数時間後〜翌日はとにかく痛かったです。

場所が前歯のあたり、ということもあってすごく気になるので、遠慮なく薬(歯痛に効くやつ。頭痛薬の類はたいてい歯痛にも効くって書いてある)を飲みました。

我慢できないほど痛いってわけではないんですが、常に痛いので日常生活を送る上ですごく気になります。

不幸中の幸いだったのは、数日間の痛みに耐えれば、その後は全く痛みがないこと。バネが伸びきってしまえばもう歯を動かす力も働かないので、痛みは感じませんでした。

このコイルスプリング、痛いだけあってめちゃくちゃ効きます。数日間で歯の隙間が数ミリ空いたのが目で見てわかるレベルです。すごい。

これを書いている時点でバネを入れて2ヶ月経ちましたが(ワイヤーと一緒で1ヶ月ごとに入れ替えてます)、ほぼ隙間のなかった歯と歯の間が5mmほど空いています。すごすぎる。

痛みに耐えた甲斐があった〜!喉元過ぎればなんとやらで、日が経つと痛みも忘れるので、もうどんどんワイヤーもバネも入れて!そして動いて!という気持ちになってきます(笑)

お正月の前にお別れした器具

バネは新たに追加になった器具ですが、逆にお別れした器具もあります。

今年の1月に入れた、リンガルアーチを外しました〜!

上段にいれていた、歯を全体的に前に押し出すための器具です。(他の用途で使うこともあります)

1年も経たずにお別れということになりました。人間の慣れとは恐ろしいもので、もはや違和感も何もなくリンガルアーチを入れていましたが、なくなったらなくなったでやっぱりスッキリしています。

ずっと硬口蓋のあたりに器具が当たっていたのですが、たまに食べたものが挟まって面倒、ということはあったので、なくなって嬉しいです。

ちなみに取り方は超ワイルドで、器具の土台を奥歯にはめて固定していたのですが、その固定部分を力ずくで引っ張って取るだけ!(笑)取れた瞬間、口の中にすごい衝撃がありました。

先生も「ちょっと取り方びっくりですよね〜」とおっしゃってて、いや、本当にびっくりです(笑)

このリンガルアーチ、一部素材がプラスチック(?)の部分があるため、ガムなどくっつく系の食べ物は天敵。ガムは普段食べませんが、もうすぐお正月で餅を大量に食べるので、年明け前に取れてよかったです。心置きなく餅たくさん食べるぞー!

これからの治療予定

リンガルアーチを外した上段は、新たな治療段階に入ります。

基本的に回転していた歯は戻ったし、そこまでガタガタもひどくないので、そんなにすることもないかなー...と思っていたのですが、まだまだやることはありそうです。

リンガルアーチの土台にしていた歯は、今までブラケットとワイヤーをつけていなかったのですが、リンガルアーチを外した後につけました。

土台になっていた歯は、若干前に向かって斜めに生えていて、さらには高さもちょっと低め。隣の歯と高さがズレているので、まずはそこを揃えていきます。

次に、リンガルアーチなどを使って全体的に歯を前に押し出した影響で、前歯を中心に歯と歯の間に隙間ができてしまっているので、それも詰めていく予定です。

そう、現在歯と歯の間に隙間があるんですよ!長さにして1mmくらいなので見た目的にはそこまで気になるほどじゃないですが、でも治療するなら詰めて欲しいレベルではあります。

まずは奥歯の方を並べてからになるのでしばらく時間はかかりそうですが、いずれ綺麗な前歯になる...はず。

そして下段。結論から言うと、しばらくはゆっくり進行になりそうです。

まずは重なっている前歯をどうにかしたいのでバネで隙間を空けつつ、全体的にもすこーしずつ左に歯を寄せていきます。(重なっている前歯と逆側)

少しずつなのは、上段との兼ね合い(噛み合わせ)や、下段の骨の問題(?)などが絡んでいるようで...先生も私の歯茎を触りながらすごく悩んでいました。

説明してくださったのですが、天井に流れてるアナ雪が気になりすぎて若干話が入ってきませんでした、ごめんなさい(笑)クライマックスのところだったので...

今回入れたワイヤーは結構細めでしたし、しばらくは痛みも少なくゆっくり進行になりそうです。ただしバネは除く!

おまけ、写真の話

最近、出かける機会も少しずつ戻ってきて、マスクを取った写真を撮る機会も増えてきました。

前歯は透明なブラケットにしてもらっていることもあり、生で見られている分にはそんなに気にならないのですが、やっぱり写真になって一生残る、と考えるとブラケットは隠したいなあ〜という欲が働き、歯を見せずに笑っていました。

が、どうも変な顔になる。

なんだか、口元がもっこりしている感じがわかるというか、うまく笑えていないんですよね。歯茎に器具が当たるせいか口角が上がりきっていないみたいで、すごく極端にいうと笑ってるつもりなのに口が真一文字っぽくなります。

これはひどい!楽しくなさそうだし口元を隠そうとして余計に変!!

というわけで、思い切って歯を見せて笑ってみたところ、全然変じゃないんです。

もちろんアップのピン写を撮ったら違和感があると思いますが、食事の時に同行者と一緒に撮ってもらった写真とか、友達との自撮りレベルなら、そんなに口元って気になりません。

ブラケットが透明なせいもあるかもしれませんが、ぱっと見は口元に違和感は全然ありません。これは嬉しい発見!

しかも、矯正前の写真と比べてみたところ、やっぱり歯並びがよくなっているので口元に品があるような感じさえします。嬉しすぎる〜〜!

矯正前も、上段の前歯はそこまでガタガタしていなかったせいもあり、写真で映る歯並びはあまり変わらないかな〜と思っていましたが、そんなことはなかったです。ちょっと違うだけで全然違う。

すこーし、本当に少し八重歯気味になっていた歯が少し下がって正常な位置になるくらいしか写真に映る範囲だと変わっていない気がするのですが、それだけでも全然印象が変わりますね!!

矯正をしたかった一番の理由は、食べ物が挟まるのが食事の度にストレスだったからですが、全部終わったら顔の印象も変わるかなーと思うと、そちらも楽しみです。

矯正をするにあたって、一番気になるのは見た目だと思いますが、意外と気になりませんよー、というおまけ話でした。


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えりまき
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