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【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~⑦本物のダイヤモンドだけど、天然ではないピンクダイヤモンド~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。
今回のテーマは「本物のダイヤモンドだけど、天然ではないピンクダイヤモンド」です。
ピンクダイヤモンドに限らず、カラーダイヤモンドは放射線照射されているものが多く流通しています。
知っている方からすれば拍子抜けするくらい基本的なことなのですが、知らない方が多い点でもあるので、あえて書きました。
本物の無色のダイヤモンドに、放射線照射することで、あらゆる色に変化させることができるのです。
写真は、放射線照射されたブルーダイヤモンド。ブルーダイヤモンドは流通しているもののほとんどが、放射線照射です。
放射線照射されていない、天然のブルーダイヤモンドはこんな感じです。
「よく見るとブルー」という感じですが、無色のダイヤモンドよりずっと高価です。
天然のものであれば、その証明がつきます。
たとえば中央宝石研究所の鑑定書であれば、「色の起源」に「天然」と表示されます。
もちろん、放射線照射されたものとそうでないものとでは、価値が全く違います。
この放射線のピンクダイヤモンドは、ダイヤモンドとしては本物ですが、ピンクダイヤモンドとしては天然ではありません。
ややこしいですね。
これは個人的な感覚ですが、2010年頃はピンクダイヤモンドはブライダル業界中心に、放射線照射されたものが多く出回っていたと思います。
2020年頃にはあまり見かけなくなった気がします。
(ブルーダイヤモンドは今でも、天然のものはほとんど流通していませんが。)
ピンクダイヤモンドなどのカラーダイヤモンドを購入する際は、鑑定書などで必ず確認してくださいね。
これまでもピンクダイヤモンドに関する記事をいくつか、書いています。
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