【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~④ピンクダイヤモンドの色の評価 fancy pinkっていいの悪いの?~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。
今回のテーマは前回に引き続きピンクダイヤモンドの色の評価です。
(前回の記事「③ピンクダイヤモンドの色の評価」)
前回もお見せしたこちらの表
(GIAより)
「どれを選べばいいの?」
と、思われるかもしれません。
以下は、私たちが買い付けの際などに基準にしている点です。
最初の基準となるのが「FANCY(ファンシー)」がつくかどうかです。
ファンシーがつくと、「一定以上の美しさがある」と判断しています。
次に「VIVID」や「INTENSE」がついているかどうかです。
それぞれ色が「鮮やか」「強烈な」という意味がありますから、色がはっきりとしてくる、ということです。
(「ピンクダイヤモンド」に分類されても、色が薄く、よく見ないと無色ダイヤモンドと区別がつかないものがたくさんあります。)
「パープル」が入ってくると、よりきれいなピンクに近くなる印象です。
(「パープルダイヤモンド」は本当に「紫」という印象です。パープルの評価つくピンクダイヤモンドは、言われなければ「紫がかったピンク」というよりは、「鮮やかなピンクダイヤモンド」という印象です。)
では、「ブラウン」が入ってくるとどうかいうと、これはまさに微妙なところだと思います。
次回は、その点についてお話しようともいます。