選ばない、決めない、そして、手放さない
こんにちは。AMENOです。
今日は、ジュエリー遍歴は生き方遍歴でもある、
そんなお話しです。
皆さんは、自己分析はお得意ですか?
当コラム担当・奥野は自己分析が大の苦手で、
不惑を迎えるまで、ほぼ全くしてこなかった
と言っても過言ではありません。
とにかく、自らを振り返ることを避けてきた結果、
自分の好みもよく分からないまま、ジュエリー選びも、
その時の流行や気まぐれに振り回されてきました。
とにかく、「自分のスタイル」というものがなかったのです。
ある時、急にそのことに気づき、
行動だけは早いので笑、
「私、スタイル作らなきゃ!」と一大決心。
ただ、そこでも私は、流行に乗るのです笑。
断捨離やミニマリストブームだったのもあり、
シンプルが潔くてカッコいい!と、
削ぎ落とせるものは全部削ぎ落として、
手放せるものはほとんど手放していきました。
ジュエリーにも、デザインなんていらない!
とばかりに、とにかく、シンプル。
(でも石だけは大きく!←見栄っ張り笑)
これと決めたものを使い続ける、
スタイルは取捨選択するからこそ生まれる。
そんな心意気でした。
自分のスペースを開けないと
新しいものは入ってこない、
って、断捨離のおなじみのフレーズ。
もちろん、その通りです。
でも、大きい家に引っ越したら、
荷物がもっと入るのと同じように、
自分の器が大きくなったら、
捨てなくてもスペースって生まれるんですよね。
決めなきゃ!
選ばなきゃ!
捨てなきゃ!
そんな呪縛にかかってました。
年齢を重ねたこともあり、
自らを振り返る機会を得たこともあり、
AMENOで私の核となるジュエリーを制作できたこともあり、
選ばなくても、決めなくても、捨てなくても、
それも、私らしさであり、それが私のスタイルでもある。
そして、無理に空けなくても、受け容れられようにもなる。
とやっと気づけたのです。
その瞬間は、
デザインはスタイルを語る、
と悟った瞬間でもありました。
選ばず、決めず、、、、
潔さはないかもしれません。
でもそれは、包容力かもしれません。
古いことと共に、新しいことを受け容れると、
新しいことが生まれるかもしれません。
ジュエリーを通して見える、新しい世界。
あなたも見てみませんか?