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読み手/書き手のストレスを解消 深層学習(ディープーニング)を用いた、ニュース記事の要約システム (「Docomo open house 2020」へ行ってまいりました。#5)

皆さんこんにちは、mizutaniです。
今回は、「要約ツール」の情報をお届けいたします。


 未来の要約システムは、人間さながらの読解力を利点に構成されたAI(深層学習)を用いた、読み手にも書き手にも時間の革命をもたらす、画期的なツールとなっています

まずは、NTT DOCOMOの提供した「要約システム」の下記、プロセス概要図をご覧ください。

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原文を入力し、要約システム欄の中に、①〜⑤までの設定プロセスを通して、最後生成された文が、「要約完了文」といった内容になっています。

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従来の要約手順では、人の手で行っていたため数分〜数十分かかっていた処、本要約システムを活用する事で、わずか数秒で要約が可能になります。

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現段階での実際の記入画面(筆者の撮影角度が悪すぎたので、次の画像でモニター内容を下記に作成致しました。)

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-設定-

AIを用いた要約システムでは、あらかじめ下記の①〜④の設定を記入し、要約をクリックする事で、自動でAI機能が処理して、書き手の好みに合わせた要約が出来るという仕組みになっております。

①タイトル:記事に対しての、書き手の伝えたい題名を記入する事で、それを要約文内に自動で含める事が出来きます。

②ヒント:記事の内容で、タイトルに対しての”掴み”ヒントとなる文章を抜粋して記入する事で、筋の通った文章が生成されます。

③上限文字数:読み終えるスピード、読み手の購読可能な端末範囲に対して重要な、文字数に制限をつける事が出来ます。

④要約の原文における位置:要約時に、元文の何処から抜粋されて、生成されたかが分かりやすく色付けされます。

⑤起承転結を考えて接続詞を選択:要約時、AIディープラーニング(深層学習)を用いて、自動で接続詞を選択、文章を起承転結を踏まえて生成してくれます。


上記添付のモニター内容では、

-設定-
タイトル:——
要約方式:生成式
文字数:100
ヒント:——

-原文-
アメリカカルフォルニア州などで8日午後、大規模な停電が発生した。約300万世帯が影響を受けた他、原子力発電所の原子炉2基が緊急停止している。現地の電力会社によると、停電はサンディエゴなどカルフォルニア州南部とアリゾナ州西部の地、国境を越えたメキシコの一部の領域など広範囲に及び道路の信号が消えて渋滞が発生するなど約300万世帯が影響を受けたという。この停電により、サンディエゴ近郊のサンオノフレ原発では原子炉2基が緊急停止しまた、停電の原因について、電力会社テロではなく変電所の工事に伴うトラブルとの見方を示している。


-要約文-
カルフォルニア州などで8日午前、大規模な停電が発生した。約300万世帯が影響を受けた他、原発の原子炉2基が緊急停止したが、電力会社は放射の漏れなど、安全に関する問題は起きていないとしている。

と、タイトル、ヒントが”未設定”でも、要約方式の選択と、上限文字数の設定を行うだけで、必要な内容と展開、クロージングがしっかりと生成されています


続いて、

-元の原稿-

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今年11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党共和党の候補者選びが3日中西部アイオワ州からスタートする。現地から青山和弘記者が報告。アイオワ州の共和党党員集会は、州内約1700会場で日本時間4日午前10時に一斉に始まる。7人の候補者によるレースは大根戦となっている。トップを走っているのは、前マサチューセッツ州知事、ミット・ロムニー候補。経済通として知られるロムニー氏だが、中道派でかつモルモン教徒であり、保守的なキリスト教右派の多いアイオワ州では、そもそも苦戦が予想されている。日本時間4日朝も、我々の取材に慎重な姿勢を見せた。ロムニー氏「今回は良い候補者がたくさんいる。(アイオワ州では)トップ3に入れればいいと思う」こうした中、トップ争いをしているのが保守派の下院議員、ロンポール候補。政府の役割を極端に小さくすべきとするポール候補は、在日米軍の撤退も主張している。また、”ここに来て”保守派の若手で元上院議員、リックサントラム候補が急浮上するなど、結果は予断を許さない。有権者は日本時間4日朝も「候補者それぞれに良い点があるので、誰に投票するか全然決めていません」などと話している。支持率低迷に苦しむオバマ大統領の対抗馬は誰になるのか。初戦であるアイオワ州の結果は日本時間4日昼に判明する。

-AIが要約した原稿-

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今年11月の“米大統領選”に向けて野党の“共和党”の“候補選び”が3日、中西部オハイオ州から、スタートする。
“ここにきて”保守派の若手で元上院議員、リンクサントラム候補が浮上するなど、結果は予断を許さない。有権者は日本時間4日朝も「候補者それぞれに良い点があるので、誰に投票するか全然決めていません」と話す。


前提の設定を行う事で、わかりやすく、短文化、要約されていて、つぶやき程度のスピード(平均2時間に1本)で、情報を発信することが期待出来ます。

現段階は、PoC段階(概念実証:Proof of Concept)であり、商品としての提供はありません。

しかし今後において、情報提供者側の有益なツールとして、一般化される日もそう遠くない話だと思います。


ここで、改めて本ソフトウェアについてまとめますと、


-提供価値-

・情報爆発の現代において、必要な情報を素早く提供
原稿の要約作業を1本あたり10秒以内に短縮できるため、稼働時間を大幅に低減でき、働き方改革への貢献が期待できます。
閲読(調べ読み)の場合、閲読時間を最大1/6に短縮ができる。
今後、新聞を始めとする様々なメディア配信への活用に期待が見込めます。

-概要-

原稿や記事の要約作業を半自動化させる事で、業務の効率化を図れます。

ニュース記事の特徴を考慮した深層学習ネットワークの構成を設計し、大量のコーパス(大規模な言語資料)を学習する事で、パラメータ最適化を実施。網羅性、一貫性を持たせながら、読みやすい文章を生成します。

-機能-


タイトルにあるキーワードを要約に含めます。②ユーザが選定した部分ヒントとして要約に生かします。③与えられた上限文字数で要約を生成します④「生成された要約の原文」における位置を、色別化して判りやすく表示します。⑤起承転結を自動で考え、必要な接続詞を選択します。※本ソフトウェアはNTTと日本テレビ放送網株式会社で実証実験に取り組んでいます。


如何でしたでしょうか?
 頭打ちを回避出来る未来のツールはまだまだ沢山隠れています。
情報提供者、購読者も、情報のスピードが加速する中で、ツールの使い方次第で、得られる時間と情報の量は大きく差が生まれてしまいます。未来のツールで、快適な環境を作りあげ、書き手、読み手ともにストレスフリーな発信、受信を実現しましょう。

次回は、リアルタイム翻訳の情報を提供致します。
リアルタイム翻訳とは、その名の通り、動画やライブ、ニュースの他国言語配信者の言葉を文字や音声として翻訳し、受信者へ届けるサービスです。
 既に世に出回っている翻訳機能は、まだまだ不十分でニュアンスが伝わり難いものでした。ですが未来でのAI深層学習を取り入れた翻訳は聞き手の分かり易さ、読み易さを重視して、AIが最適化しています。
 複数国籍の方が同席する講演会や、ビジネスシーンプレゼンテーションの場において、通訳の代わりとしての活躍が期待できるツールとなっています。

是非、お立ち寄りくださいませ。

おわりに

 沢山の方々が良識ある知識と判断でアウトプットし、より良い未来環境の構築を期待して、これからも情報を提供させていただきます。


ご視聴いただきありがとうございました。

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