転職先選びで意識したこと②【ビール業界を離れたわけ】
昨日は、転職先選びで意識したこということで、
業界ずらしと職種ずらしについて書かせていただきました。
本日は、業界ずらしということで、ビール業界を離れた理由について書いてみたいと思います。
▢食品工場はわりと3K
きたない
意外かもしれませんが、食品工場はわりかし汚いです。
と、言うと語弊があるかもしれませんが、要は、いかにクリーン環境を作れるかが鍵。
不衛生と戦うことが仕事なんですね。
キッチンやレストランの厨房をイメージしてもらったらわかりやすいですよね。
それの大きい版です。
目に見える不衛生から、目に見えない不衛生まで戦います。
よごれ、ほこり、カビ、すすぎ残し、防虫防鼠防鳥、微生物。
これらをゼロにするのが、社員の使命です。
きつい
設備はよくトラブります。工具を持って頻繁に出動しなければなりません。
作業環境も様々。
狭い場所、高い場所、熱い場所、寒い場所、危険な場所、不安定な場所、重たいものなど。
供給の裏側には、作業員たちの必死の働きがあるわけです。
これも意外かもしれませんが、社員は製品が流れているのをただ眺めていればいいというわけではありません。
トラブル対応や品質管理に追われています。
安定時の仕事もあります。
安定時は、状態を把握しておくことが大切。
音や、振動、製品の挙動など。
さらに、社員数は減少傾向のため、1人当たりの守備範囲は増大。
このように、意外ときつい職場なのです。
危険
いわずもがなですが、目の前でコンベアや機械がガンガン回っているので危険です。
作業員は、常に安全に注意して作業をしなければなりません。
しかも、なにか災害が起きると、工場は評価は落ちるし、全工場水平展開されるし、安全対策は厳しくなるし。
結果、みな犯人扱いされたくないので、臆病になる。
負のループですよね。
危険意識は大切だけど、過剰反応も良くない。
絶妙なバランス感覚を持って仕事をしなければいけないので、精神的にも辛い。
▢日本のビール業界は衰退路線
日本のビール業界は、もはや衰退路線。
国別ビール飲酒量ランキングは8位から10位(2022年)へ低下。
飲酒量は1994年のピーク時から6割にまで落ち込んでいます。
ちなみに、世界を見渡すと、
1人当たりビール消費量は、チェコ共和国が188.5リットルと93年から30年連続で1位。
日本は34.2リットル(大瓶633ミリリットル換算で約54本)で56位なので、
チェコは日本人の約5.5倍ものビールを飲んでいる計算になる。
日本のビールを業界は、言葉は悪いですが消耗戦へと突入している感覚があります。
自身を振り返っても、一晩中ビールという日は減りました。
酒類の多様化により、ウイスキー、ワインといったジャンルを組み合わせます。
飲酒スタイルが変わってきているのです。
それに、糖尿病や肝臓の病気も怖い。
ビール飲酒量は以前より格段に減りました。
このように、ビール離れはとても身近に感じることができます。
▢結局最後はストレス
3Kや、衰退。
案外、ポジティブではない業界だとおわかりいただけたと思います。
その末路は結局ストレス過多なわけで、
みな悶々とした気持ちで日々の業務に追われているのです。
食の安全安心や業界低迷によるコスト削減など、神経をすり減らすことの多い職場でした。
そして一番のストレスは人間関係。
ビール業界に限らず長く続く業界は、古い慣習が残っているところも多いと思います。
エピソードを1つ。
入社してすぐの頃に、定年間際のクソジジイが、
昼休みに来た配達に対して、
「今何時とおもっとんか!
昼休みやけん、13時まで待っとけ!」
と言って待たせていたことがあります。
終わってますよね。
そんな人がいるから、世間の印象が悪くなる。
すると、飲んでいただけなくなる。
すると、業績が悪化し、給与も上がらない。
すると、働き甲斐はなくなり、また業績が悪化する。
負のループですよね。
いやしかし、こんなクソジジイの下にいたら、本当に病みます。
どの業界にもクソジジイはいると思いますが、
年功序列とかわけのわけのわからない神話にすがって、ただお年を召しているというだけでお高くとまっているわけです。
そりゃ業績も低迷するわ。という愚痴です。
さ、口が悪くなってきたので、今回はここまで!笑
▢まとめ
神経をすり減らす3K環境、衰退するビール業界、
ストレスのかかる職場。
ずらすべきは業界だとおもいました。
これがビール業界を離れた理由です。
明日は、「職種ずらし」について書きたいと思います!
明日は、「製氷業界を選んだ理由」について書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もお楽しみに😆