It is easier to give birth than to worry.However, I am too worried to move.
2022.10.20
運転免許証を取りに試験場へ向かおうと思ったが、やめた。
運転免許を取るために、一年ほど教習所へ通っていた。卒業してからもう半年が経つが、未だ免許を取れていない。再試験はお金がかかるからと、勉強することを考えると気が重くなり、それから受験を渋っていた。そして卒業から五ヶ月ほど経った、今から約一ヶ月前、ようやく試験場へ向かい、免許の試験を受けた。休みの日なのに早起きをして、定期外の交通費を払い、電車とバスを乗り継いで、隣の市まで出向かなければならなかった。しかも市の中心から外れた場所へ。
この隣の市は、以前住んでいた街だった。もう殆ど記憶がない小さい頃のわたし。バスが緩やかな坂道を上りながらカーブを曲がると、キラキラとした水色の海が見えた。普段の生活から眺める海と繋がっていて同じ海であるはずが、全く違うものに見えた。穏やかでのんびりとした、漁業の街。懐かしい海だった。
バスを降りて試験場に着き、書類を持ちながら列に並び、あれこれと手続きのためのやり取りを目まぐるしく進めたのち、椅子と長机がずらっと並んだ部屋に入った。試験後は発表を待ち、合格者番号が表示されると皆一斉に集まった。昔に経験した高校受験の合格発表みたいだった。自分の番号は見つけたが、問題が発生した。その日は、夕方前から始まる仕事があり、それまでにはこの用事を済ませられると思っていたのだが、日程を見間違えていた。運転免許証を発行し終える頃には、もう仕事場の最寄駅には着いておかないといけない。そこで、あちらの人に頼んで、発行だけ後日にしてもらうことになった。
ということで、どこかの平日の昼にはもう一度、試験場へ向かわなければならない。
頭では分かっていても、実行が難しいということは人生の中にたくさんある。
なかなか部屋も片付かない。
夕方から夜にかけて、部屋の片付けをしていた。
部屋の片付けをしていると、なぜか開始前より散らかってしまって、そのまま就寝時刻を迎えると、絶望的な気持ちになる、この感じが
とてもきらい。