【メダロットS】メダリーグのメタゲーム(2024年3月版)
概要
長らくクロスショックが環境を席巻してしましたが、年が明けてから大分環境に動きがありました。なので、今回は久しぶりにメダリーグの上位ランク環境がどうなってるかをまとめてみます。
前回書いたのが2023年10月版なので、大体半年ぶりぐらいです。環境が動き始めたのが年明けからなので、3カ月は動きが無かったことになります。
いつものことですが、個人が観測した範囲でのまとめなので、参考程度に留めてください。
環境の変化
今まではクロスショックが高威力パーツの代名詞でしたが、2024年1月にブラッククルースが実装されました。女性型カブクワ型と主人公機系列の新規機体ですが、こいつがマックスショットという超高威力射撃技を持ってきました。これはパーツが無傷なら、威力を倍にして貫通性能が付く技となっています。直撃すれば累計10000程度のダメージが出せるという代物です。
実装当時は採用数がそこそこ居たものの、女性型であり脚部選定の幅が広くないことや、運用ノウハウが無いことから、この時点ではまだ少数派でした。
しかし、2024年2月末に開始されたロックマンXコラボによって、男性型のマックスショットが実装されました。カタログスペック上はブラッククルースの物より低いものの、パーツ数の多い男性型に実装されたことで採用構成が爆発的に増えました。
対して、防御面でもインフレが起こりつつあります。同じくロックマンXコラボで、腕に完全ガードパーツが実装されました。今迄頭部でしか存在しなかった完全ガードが腕に来たことで、「ノーリスクで相手の攻撃をカットできる」という状況が生まれています。
これによって、2024年3月のメダリーグ環境は大きく変わることとなります。
見られる構成例
まず、ガード専用機体が1体入る構成が多くなりました。これは2023年でも見られましたが、ガード機体が作った僅かな時間を使って有利を取るという構成です。これはマックスショットの登場によって、乱撃であるクロスショックでは難しかった「一発当てれば相手が半壊、もしくは機能停止」という状況が実現できるようになった影響です。これは単純な時間稼ぎではなく、「相手にマックスショットを撃たれると耐えられないので、どうしても壁が要る」という面もあります。
ここから、人によって構成が派生しています。大まかに例を挙げると、以下のようになります。
マックスショットで先手を打つ(場合によっては二丁持ち)
クロスショックでガードを削りつつ、同時に乱撃でマックスショットのパーツ装甲を削って潰す
射撃トラップでマックスショット潰しをする
ディスターバンスでガード行動を潰す(射撃トラップと同時採用もアリ)
完全ガードを1~2か所に留め、ガード役に攻撃性能を持たせる
デストロイを1~2点採用し、ガードを潰す
以前は「クロスショックを通す」であった環境が「マックスショットを通す」「マックスショットを通さない」「壁役を退かす・潰す」という形に移っています。
マックスショットによってクロスショックが環境から消えたわけではなく、むしろ「完全ガードを無理やり外せる」「射撃トラップに引っ掛からない」と、環境の変化によって新しい強みが出ています。対して、トルネアンチ構成はマックスショット対策の煽りを喰らっていることや、よりシンプルに打点が出るマックスショットが出たことによって数を減らしているようです。
余談
マックスショットを持ってきたフルアーマーXですが、2024年3月末の純正制限で多く採用されていました。
これはマックスショットだけでなく、脚部が割合強化タイプの特性を持っていることや、頭部がシュートFCであることからメダチェンジ機体への対策になるという点で採用されたのだと考えられます。
恐らく女性型限定環境以外では、パーツ取りでも純正でも今年いっぱい見かけるのではないかと思われます。対策については、何かしら考えることをお勧めします。
おわりに
クロスショックによるインフレ環境は、下方修正ではなく更にインフレした存在によって置き換わることになりました。これは対戦ゲームならありえることで、むしろこの4年間抑えたほうだなと思います。マックスショットにしても、クロスショックの反省なのか大分調整されています。
この記事をまとめている間に、永井豪先生コラボが来るという話が出たので、更なるインフレが起こるかもしれません。何せ来るのがマジンガーやゲッターなので…
なんにせよ、我々にできることは環境を知り、自分に合う戦い方を見つけ、出来ることを増やすことです。できる範囲で楽しんでやっていきましょう。