【改めて考える】父親って一体なんなんだ！？【父親の役割とは！？】
森信三先生は言いました。
家庭における父親の役割は何かというに、
それは子供に人生の生き方の種まきをすることでありましょう。
父親として我が子に残す唯一の遺産は、
その人が〝人間としてその一生をいかに生きたか〟
という一事に極まると思うのであります、と。
息子と娘。
子どもが2人いる私の頭の中で
この「父親として」という問いが
私の中で日に日に大きくなってきています。
果たして、私は
父親としての役目を
まっとうできているのか？
その先、心に残る何かを残してやれるものなのか。
そんな疑問が頭を駆け巡るので
なのでここで一度
自分とオヤジ（私の父）との関係を
思い出してみようと思います。
私は、今となっては思い出せないのですが
小さな頃は、とてもオヤジが好きだったようです。
そのことを、お袋が結婚式の時に言ってました。
それほど、結婚式の時には私とオヤジの関係は
険悪だったのです。
それから、しばらくして子供ができてから、
急速にオヤジとの仲が良くなったように感じます。
とても不思議な感じでした。
ある日そのことを考えた時に、
昔読んだ記事の通りかもしれないなって思ったことがありました。
そん時の記事→「父と息子の関係はこんな風に変わっていく」
私個人としては、反抗期はきっちり反抗するようになるのが
教育としては正しいのだと考えてます。
そういう意味では、両親の教育は正しかったのかもしれません。
ちょっと、話が逸れました。
オヤジから教わったこと、
影響を受けたこと、
反面教師として影響を受けたこと、
カッコいいなって思ったこと、
逆にカッコ悪いが時が経ち一周してカッコいいって思ったことなど
並べてみます。
＜幼少期＞
・人を笑わせること(常に冗談を言っていた)
・人と違う視線を持つこと(紙粘土でうんこを作ったり、その紙粘土製うんこに丁寧に色まで塗ったり)
・本を読むこと(読み聞かせは毎晩だった)
・母親(妻)が好きと常に公言(当時は珍しかったと記憶)
・音楽の楽しさ(ピアノとギターをいつも演奏)
＜青年期＞
・株取引を大学生の俺に教えてくれた。
・バブルで有頂天で浮かれた醜い姿を身を持って教えてくれた。(急にお金を持ちになり使い方が幼稚でした)
・浮気がバレて家の中がムチャクチャになるのも身を持って教えてくれた。
・無職のダサさを身を持って教えてくれた。
・店を開いて、直ぐに畳んで借金で大変になったのも身を持って教えてくれた。
・俺が会社を辞めたいって相談した時、ずっと俺の味方でいてくれた。
・俺の初めての退職の時、辞表の書き方を教えてくれた。
・オヤジは一時期 転職繰り返してばかりだったが必ず転職先を見つけてきた。
＜結婚後＞
・孫への教育熱心。
・長く働き、酒もタバコもやりながら「生」というものを楽しんでる。
・独自の理論で熱心に株取引をしている。
・山師みたいな危うさが道から私がハズレそうになった時勇気になる。
・気が良くて八方美人で威厳みたいなのはないけどそれはそれでいいのだという安心感もある。
・なんともいえない生命力の強さ。
＜オヤジに有って私に無いモノ＞
・山師のようなうさんくささ・インチキくささ・危うさ。
・清濁併せ呑む度量。
・「取っ払い」大好き。
・悪いことしても、ビクビクしない。
・仲間とワルいこともしてきた 。
・今で言うなら闇営業もやるね、きっと。
・そんなことをしても、そんな素振りを見せない、肝の座り具合。
・お金への執着心。
こう書いてみるとね、
父親としてできることって
たぶん
「無様でもいいから生き様を見せつけろ。」
って事なのかもしれない。
好きなことして生きたなあって言われるくらいでいいんだろう。
私のオヤジは、
転びまくったのです。
転んではいけないのではなくて
転んでも何度だって起き上がれるということを
身をもって示したんだと思います。
そして、当時は嫌だったけれど
今は、素直に尊敬しています。
そうやって、考えると
どうやったって父親としての影響は
子供に与えることになる。
反面教師も含め。
乱暴な言い方をすると、
父親はどうやったって、いずれ尊敬される。
好きなように生きろ。全国の父親、諸君。
って事なのかもしれない。
「父親が子供に媚を売ってどうする。
子供に嫌われることを
父親は恐れてはいけない。」
（北野 武）
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