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「忙しすぎる問題」について考える。

私たちは、なぜ
こんなに「忙しすぎる」のだろうか?


私たちは
「忙しい」ということに

アイデンティティーを
見いだしているのではないだろうか?


「できる自分」に酔っている
のではないだろうか?


「必要とされている自分」に
どこか誇りを持っているのではないだろうか?


休めない自分。

頑張る自分。

焦る自分。

手が抜けない自分。

それらが
「忙しすぎる自分」を
作り出しているのではないか。

こんな心の状態で
ただ単に、
スケジュールを白紙にして
ヒマな状態を作り出したところで、

たちまち不安になり、
忙しさを求めて、
すぐに忙しい自分に
戻ろうとしてしまうだろう。

つまり、
忙しくないと不安なのだ。

「忙しい自分」にしか
価値がないと思っている自分がいるのだ。

この点を自覚する事、
そしてこの点を解決しようと欲して
ようやくスタートラインに立つことができる。

こうして「忙しすぎる問題」に
着手することができるのだ。

「忙しすぎる問題」は、

長時間働くことで問題を
解決しようとしている。

手が抜けない。

すべてを「やるべきこと」と捉え、
全部やろうとしている。

しかも、

すべてを完璧にやろうとしている。

しかも、

自分一人で抱え込んでしまう。

断ることが怖い。

断ることが不安で、
ノーと言えない。

「とにかく頑張る」という発想で
思考停止している。


ことが複雑に絡み合って
「忙しすぎる問題」は、できている。

だから、

すべてをやろうとしないこと。

「断ってはいけない」
そんな考えを捨てよう。

すべて自分一人でやろうとしないこと。

「人に迷惑をかけるから自分一人でやろう」
そんな考えを捨てよう。

これらを意識するのが、
とても重要となる。

日本での職場環境が、

何でも 万遍なく
オールマイティーにできる人が偉い。

手足を忙しく動かしている状況が
高く評価される。

という風潮であることも、
「忙しすぎる問題」に
拍車をかけているのも事実だ。


まずは、
忙しすぎる生活から抜け出そうと考えよう。


「忙しい=重要な人物」
「ヒマ=重要じゃない人物」
ということではないことを
理解しよう。

我慢するな。

頑張りに逃げるな。

もっと、考えろ。

「時間」がもっとも貴重な資源だということに
改めて気づこう。

「頑張る」に逃げると、
思考停止してしまうのです。

そうすると
残念ながら その先には、
「忙しすぎる問題」が、
待っているのです。

とはいえ、
私も中間管理職時代は
頑張るに逃げて
「忙しすぎる問題」に悩んでいました。

そんな私と同じ轍は、
踏んでほしくない。
そんな思いで相談をしています。

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