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アンスへの子守唄。その子守唄とは?

 小説『超越野車戦国ギバギオン アンスへの子守唄』は「子守唄」と言うくらいですから作中にはもちろん子守唄が出てきます。

 え!?ギバギオンって、脂ぎった男のバトルものじゃないの?

 みたいに思われがちですが、小説のPART1の章扉の裏には、スティーブン・フォスターの「夢見る人」(夢路より、Beautiful Dreamer)の詩が引用されています。
スティーブン・フォスターの「夢見る人」

なんとも美しい曲です。この歌の詩に含まれる歌詞が、ギバギオンの世界で生きる戦士たちにピッタリだと心に刺さり、引用しようと決めたのです。

「美しき夢見る人よ、私のために目覚めておくれ(中略)
粗暴な俗世の喧騒は、月の光に優しく照らされ、すべては過ぎ去った
我が歌の女王、美しき夢見る人よ
あなたへの愛の調べを聴いておくれ

わずらわしい浮世の苦悩も消え去るだろう」  Wikipediaより引用

 この部分が、大変に刺さりました。音楽も聞いてみてください。この曲が「戦い」の後にこの音楽が流れてくるのだと想像しながらぜひ読んでもらいたいです。

 また、小説の176ページに出てくる子守唄はこちらをイメージしています。こちらは皆様ご存知の曲ですね。

 一体、このような子守唄がどのようなタイミングで出てくるのか? はちゃめちゃな奇想天外ストーリーに一時の安らぎを作るように、子守唄は出てきます。

●ギバギオンは現在、東京都内のTSUTAYAさん3店舗で発売中です。
http://buggy.mystrikingly.com/
ぜひ、年末年始の読書用に、ご購入ください。

深作監督の映画「バトル・ロワイアル」では、G戦場のアリアの楽曲が使われていて印象的でした。モーツァルト 「レクイエム(怒りの日)」もバトロワや、エヴァにも使われています。

ギバギオンは、フォスターの子守唄だなと思いました。

余談ですが。♪ 卵から~プロテア~ ♪ 資生堂の昔のCMを思い出しちゃう人もいるかもしれませんね。


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