日本人の目には覆いが掛けられている
国によってそれぞれ、文化や考え方が違いますよね。
そういうのは、その国の歴史を見ていくと大体、見えてきますよね。
日本という国は、島国で、世界的に見ても独特の文化や考え方の国に思えます。
私が思う日本人の考え方
「島国体質」
一つの島国に、一つの国で他の民族は居なかった(北海道、沖縄以外)
●「輪」を大事にする。
自己主張するより、波風を立てないことを優先する。
●周りを気にする。
「村八分」グループから追い出されることを恐れる。→それは「社会的死」を意味するため。
●「相対的価値観」
価値観を相対的によって決めている。周りの人が良いと言ったら、それは良い。悪いと言う人多かったら「悪い」ということにする。
絶対的な価値観でなく、変動的な相対的な価値観によって判断する。
●「目に見えるコミュニケーションは少ない」鎖国していた歴史もあり、海外と比べコミュニケーションが少ない。周りをみて自分の行いを決める、空気を読む文化の為、目に見える大きなボディーランゲージは必要なかった。
●「長いものに巻かれる」
年上や権威にとりあえず従う考えの人が多い。調和や強調を重んじており、年長者や権威者の意見に従う傾向がある。人と比べる性質も相まって人を見てランク付けしている。そこで年長者、権威者を上に位置付けて、女性、子供を下に置いている。上の者には合わせるけど、自分より下だと思ったら虐げる
●「自分の意見をハッキリさせない」
相対的な価値観を持っているため、権威者の意見や周りの意見を聞いてから自分の意見を明かす。相対的価値観なので、皆と意見が合わないことを不利だと考える。
●「輪を乱す者を叩く」
輪を乱していると思った人は叩いて従わせようとする。輪を乱す者を互いに監視している。
●「内と外の区別」
グループ(輪)を大事にしていて内と外を区別している。外=お客様に優しい、よく見せる、お客様扱い。内=身内には厳しい。
●「周りと違うこと、村八分にされることを極端に恐れる」相対的価値観、自分達のグループと合わないと思ったら排除するという価値観の為、所属するグループから出されることは社会的な死を意味する為。
こう書いてたら、日本人て嫌なやつじゃないかと思ってきました。良い特徴を挙げてみたいと思います。
●「団結力」
相対的価値観の為、みんなが同意すると、ものすごい団結力を発揮する
●「忠誠心」
上の者、権力者に従うことに慣れている。自分の意見を言うより偉い人に付いて行った方が責任もなくバッシングもされないので忠誠心が厚い。
●「ものづくりが得意」
手先が器用でものづくりが得意。細やかな気遣いができる。
日本人の宗教観
●宗教に熱心な人は弱い人と思っている人が多い
●無神論
●八百万の神
たくさんの神様があって良い。なんでもOK
●目に見えないもの、よく分からない存在
「恐れ」を抱くようなものをみんな神様と名付ける。良い悪い関係なく、得体の知れない「怖い」存在を神様とする。
●信仰の対象はそこまで重視せず、熱心に信心することを大事とする。
神社やお寺、対象よりも、熱心に通うことで願いが叶えられると考える。
●お祭りや初詣を宗教行事と捉えていない。
なんとなくやっている。なんとなく良いことだと思ってやっている。
●「自然崇拝(アミニズム)」日本は地震や、山や、海など自然の脅威が他の国より多かった国であり、自然を制御するのではなく共存しようとする思考。自分達でコントロール出来ないもの、自然も神ととらえて崇拝した。
色々と日本人について挙げてきました。
世界では、多くの人が何らかの宗教を信仰しています。1位はキリスト教(23%)2位はイスラム教(25%)3位ヒンズー教(15%)
ですが日本ではキリスト教はたった1%です。
どうして日本ではキリスト教が広まらなかったのでしょうか?
それは上記に挙げた、日本人の文化と考え方によって日本人の目に覆いがかけられていたことが原因だと私は思います。
まとめ
①日本人は「輪」を重んじており、「輪」の内側には入れないことを恐れる。
②日本人は神よりも「輪」の内側に入れないことを恐れる(神より人間を恐れる)
③、①、②のために一神教であるキリスト教は受け入れられづらい。
ただ、このような価値観も変わって来つつあると私は思っていて、みんなの総意が必ずしも正しくない、みんなの意見に付いて行けば安心という事では無いと気づく人も増えているんじゃないかと思っています。このような価値観に気づいて、「自分達は知らずに覆いが掛けられていた。」と気づき、正しい道を進む事が出来る人が増えると期待します。