【連載5/5】「融合の詩篇 エヴァンゲリオンに宿る聖書の魂」
終章 エヴァンゲリオンにおける個人の救済と集団の救済
個人の救済ってなんやろな? エヴァで言う救済ってんは、外の敵と戦って勝つだけやなくて、もっと心の中の話やねん。シンジがお父さんとの関係や自分の価値に悩んで見つける答えや、アスカが自分の弱さとどう向き合うか、レイが自分の存在意義を探る旅は、みんなが抱える「生きる意味」について深く問いかけてるんや。
集団の救済ってどういうことやろ? この物語は個人の救済だけやなくて、人類全体の救済ってもっと大きなスケールの話もしてんねん。