フランス語で数学の問題を解く
大好きなYouTube、Kevin’s English Room^_^
大好き過ぎて、TikTokもPodcastもフォローしている。(一番好きなネタは、息子に暴言を吐かれた後のアメリカ母)
ネイティブのケヴィンと、IQ140で英語が話せないかけちゃん、フランス語も英語も話せる山ちゃんの3人組のコンテンツがとにかく面白くてためになる!
そんな3人の先日アップされた動画。
いや、わかるわ!!!
なぜかというと、私も留学生時代フランス語で数学の授業と試験を受けたから。
(CAPの試験で、フランス語、数学、解剖生理学などが必修だったため)
私がラッキーだったのは、日本の大学ですでに解剖生理を叩き込まれていたのでだいたいは理解でき、あとは難解なフランス医学用語だけが敵だった。
数学についていうと…
フランスの職業訓練学校の数学は、日本の中学校レベルだったのである。
私は中学時代、数学が割と得意教科で「自分、数学わかり過ぎて怖いっす」と調子こいていた時期があった。(高校に入ってから、あれは幻だったと気がついたけど)
なのでフランス語はよくわかんないけど、数学の問題はなんとなく解けた。
ある日数学の宿題が出された。その中に、中学の時に問題集でひたすら解いてきた類似問題が出題されていた。
この時すでに30歳…。(同級生は平均18歳…。年齢差よ…)
それでもやればできるもんだ。私が好んで使っていた手法で問題を解いた。
そして数学の授業がまたやってきた。
クラスメイトの女の子たちは全員フランス人なので、問題は私より理解しているはずだ。
だが誰一人その問題を解けた人がいなかったのである。
「誰かわかる人?」と先生が言うのでしぶしぶ手をあげて黒板に自分の答えを書いた。
書き終わってパッと振り返ると、クラスメイト達の頭に「?」がついているのがわかった。
慌てて先生に助けを求めるように顔を見ると、先生の頭の上にも「?」がついていた。
((((;゚Д゚)))))))
クラスメイトから質問がきた。
「その1ってなに?どこからその1は来たの?」
君、いい質問だねー。その1がどこからきたかさぞかし疑問でしょう?ふっふっふ。
「全体の面積を1としたら…」と途中まで話しはじめて思った。
数学の問題よりフランス語であんたらに説明する方が私には難しいわ!!
(心のつぶやきです)
多分こんな数式を書いたのだ。
(1−x)(この後なんだか数式が続きますけど忘れました)
先生〜!と懇願するような顔で助けを求めたら、先生はようやく私の数式を理解してくれてみんなに説明してくれた。(ちなみにその解答でも正解だった)
こんな具合で、フランス語は下手だったけど試験で数学だけは満点で、他教科の出来の悪さを見事にカバーしてくれた。そのおかげで見事に合格して、フランスのエステティシャンの資格を取得したのである。
中学生の時、頑張って勉強しておいてよかった〜。
他国と比べて日本の数学の授業が難しすぎるのか私にはよくわからない。フランスの中高で数学の授業を受けたことがないので比較もできない。
ただ動画でもあるように、それぞれの国で受験の方法が違うのも事実。しかも私が通っていたのは、まだ10代の子達が通う学校なので、このレベルの数学でも当然なのかなーと思う。
アメリカの大学は卒業が大変だと聞く。日本もそれなりに大変ではあるけど、やっぱり大学に入る方が日本は大変なのかなとも思った(勉強量がハンパねぇ)
というわけで母国語ではない言語で数学の問題を解くというなかなかできない体験について、Kevin’s English Roomの動画で思い出した。
あ、ちなみに私が好きなネタはこれ。
今日も良い一日を。