Fight,Flight or Freeze
Fight、Flight、Freeze
これは動物の恐怖への反応で、差し迫った危機的状況において、戦うか逃げるか身動きを止める(擬死、凍結挙動(英語版))方法で生き延びてきたため備わったと考えられている。闘争か逃走か反応、闘争・逃走反応ともいい、戦うか逃げるかすくむか反応(fight-or-flight-or-freeze response)、過剰反応(hyperarousal)、急性ストレス反応(acute stress response)とされることもある。(Wikipediaより)
この言葉を知ったのは実はK-POPアイドルのコンセプトトレーラーだった。
私は30年抱えてきたトラウマと急激なストレスからこの数ヶ月で文字通りFreezeしてしまった。
レディーガガや大阪なおみ選手をはじめとする著名人が、自身の抱えるメンタルヘルスの問題を公表している。「あんな有名な彼女たちでさえ」そう思うと同時に、私と同じ痛みを持つことに共感し、私の唯一の癒しとなった。トラウマに耐えられなくなり知人のドクターに相談をしたところ、「大丈夫。必ずよくなる。あなたは考える力が高い。自分がどうなっているかを外側から見ることができるのは、最大の強みだ」と背中を押してくださり、治療に繋がった。
心の問題や私のような性暴力の問題は、誰にでも起こりうることである。だから他人事ではなく「これも私の問題」と社会が考えるきっかけとなることを願うし、そのために私はこれからも発信し、語っていく。
話はがらっとかわるが、先ほど紹介したTXT(TOMORROW X TOGETHER)という韓国アイドルを推している。
今までアイドルに興味が全くなかった。が、これまでの私の勝手なアイドルイメージを覆す彼らの曲は、子供から大人への変化への戸惑い、友人との関係、10代ならではの自己イメージとの葛藤や自信のなさ、コロナ禍で感じた不安や虚無感を、激しく踊りながらサラッと歌ってしまう。これらは誰もが通る過程であり、ことコロナに関しては世界中の誰もが経験したことだからこそ、彼らには世代を問わず世界中にファンがいるのだろう。彼らのおかげで、全部ではないが韓国語で一曲歌えるようになった。
20代になった、そんな彼らの最新アルバムがまさにFREEZEだ。
タイトル曲である「0×1=LOVESONG」は、歌詞を見てポロポロと涙が出た。
I know I love you
Say you love me
세계의 끝까지
All or nothing
I want all of you
彼らが身動きの取れない「凍った」世界の中で一筋の光を見つけ心を溶かしたように、私も暗闇の中で大きな穴を埋めてくれる存在がいたことに気がついた。
I know I love you
うっかり言ってしまったが笑、関係自体は何も変わらなかった。その言葉をどう受け取るかはその人次第だし、そう言えたことに心が温かくなった。
私は強い人間ではなく、むしろ弱い。
そんな自分を認め、弱くてもいいとさえ思えるようになった。
その弱さが人間としてのしなやかさを生み、また元気なりたいと思う。