ファブ5が帰ってきた!
Netflixの人気コンテンツであるクィア・アイのシーズン6の配信が年末に始まった。
ぎゃ〜!!!と雄叫びあげたいくらい嬉しかった(これでも控えめ)
そもそも私が数年前にNetflixを見始めたのは、これ(クィア・アイ)が見たかったから。見始めたら一気にハマって、日本版も見て毎回号泣している笑。
そういえば昨年2021年にNetflixを見ていたときはちょうどシーズン5が始まっていたような・・・。
クィア・アイってそもそも何よ?という方はこちらをチェック!
私はこのコンテンツを見るまで、クィアという言葉さえ知らなかったのだが、それから女性の暴力と貧困を学んでいく中でLGBTQのことを少しずつ学んだ。色々な記事でも紹介されているが、出演しているファブ5(ファビュラスな5人組)はゲイとのこと。(正確には美容担当のジョナサンはノンバイナリーである。)
コンテンツのファンということは、この出演者5人のファンでもある。誰が一番ということもなく、KPOP風にいうなら箱推し状態。
私はどういうわけか5人組が好きらしい。(名前が覚えられる限界ギリギリの人数なのかも?)
それぞれのメンバーについて触れ始めるとあっという間に2000字は超えてしまいそうなので省略するが、セクシュアリティーに関係なく、
彼らが人間として非常に成熟している
ということが大きい。
彼ら5人は自身のセクシュアリティーはもちろん、肌の色や宗教、家族との関係など、それぞれがとても苦労してきた人たち。
ファッション担当のタンは、パキスタン人の血をひきイスラム教の家庭で育った人だし、カルチャー担当のカラモは、薬物に溺れたことも告白しており、そういう経験した人の言葉が依頼者の心に響く。
インテリア担当のボビーは、カトリックの家庭でゲイであることを受け入れないコミュニティーで育っていたり、フード担当のアントニは家族とは疎遠な感じ。一番明るいジョナサンだって、HIV感染など壮絶な人生を送ってきた人だけど、彼らの経験を総動員して、依頼者をサポートしていく。
私が見ていていつもすごいなーと思うのが、彼らは絶対に無理強いをしないのだ。依頼者への敬意が感じられ、変化を恐れる人の雪解けを待つ。
セクシュアリティだけで、これまで否定的に扱われてきた人たちの懐の深さと優しさに、見ている私たちも心が救われる。
依頼者の多くがとんでもないゴミ屋敷に住んでいたり、お風呂に入っていなかったり、髪も髭もボサボサだったり、洋服も年齢や仕事にあっていなかったり、食事に気を使ってない人が多い。
しかしそれは表面的な問題でしかない。
なぜゴミに埋もれて生活するのか、なぜお風呂に入らず身だしなみに気をつかわないのか、なぜご飯を食べないのか…。貧困や悲嘆、セクシュアリティの悩みなど、ゴミという表面的な問題の下に本質が隠れているのだなと感じる。
人のことは大切にできるのに、自分の優先順位はあまりにも低い。そんな人もこの番組では多い。
そんな彼らに、ファブ5はいつも優しく寄り添っている。「あなたはすでにゴージャスよ!」「オッケー、マイラブ。こっちに出てきて素敵な姿を見せて!」そんな言葉がけが、自分の殻を破って変わっていくことを促進させていると思う。
各エピソードの途中には、著名人の名言がちょこちょこ出てくる。
その中で私の心に響いた言葉を紹介したい。
ミシェルオバマさんのこの言葉、本当にそう。
自分のことを優先することは悪いことだと感じる人もいるだろうが、ファブ5を見ているとそうではないと納得する。
ファブ5はセクシュアリティーが大きく取り上げられるが、実は彼らの人間力こそが最大の魅力である。
このコロナ禍で日本よりも大変だったアメリカでよくここまで撮影してくれたと賛辞を送りたい!次のシーズンをたのしみにしつつ、私もファブ5のように明るく、自分を労わりつつ生きていく^_^。
サポートしてくださるとめちゃくちゃ嬉しいです!!